Enter to Finland
フィンランドがなんかモノ足りないのは・・・燃え尽き症候群のせい?

2013.9.19 / Norway→Finland(Karasjok~Rovaniemi) 本日 自転車8km走行 : Total 48504km走行
天気:晴のち曇 自転車折りたたみ:1 ネット:1
朝飯→ご飯 昼飯→パン 夕飯→ラーメン / 宿→Ounaskoski Camping(テント泊21.50ユーロ+5ユーロ(ネット))

(English)
 I entered to Finland.



 昨日の晩もオーロラが見れた。もはや写真すら撮ろうとしないオイラは、オーロラ慣れしすぎか。いやぁ、これぞ、旅の贅沢ってやつですな。

 さて、一気にカラショークまでバスで降りてきたら、夜の冷え込み方が全然違っていた。マーゲロイ島でのテント泊は、相当寒さと戦いながらの一夜過ごしだったのだが、昨日の晩は、テントで寝てちょうどいいくらい。朝も、テントは凍ってはおらず、朝露でぐしょぐしょに濡れるだけ。

 そんなテントを朝日で乾かし・・・出発。

 ・・・と言っても、今日もチャリでは走らないんですケド。ええ、今日もまた、バスワープ。これまた一気にロバニエミっていうフィンランドの北極圏上にある町まで下っちゃいます。シェンゲン期間内に圏内を脱出しなければならないっていうプレッシャーや、北端に到達した後の脱力感や、ここから先の道はダイナミックさが減るのであまり面白くなさそうという印象などなど、いろんな要因がありまして。

 カラショークにはバスターミナルらしきものはなく、バスは、リカホテルという町外れにあるホテルの前から出るとのことなので、リカホテル前でバスを待つ。で、やってきたバスには誰も乗っておらず・・・そして、リカホテルからこのバスに乗り込んだのもオイラ一人。う~ん、ホントにオフシーズンなんだな。

 オイラ一人だけを乗せたバスは、ノルウェーとフィンランドの国境へ。国境といっても、ここもパスポートチェックとかがあるわけではない。シェンゲン圏内は、国境はあってもノーチェックだから、バスはそのままスルッとフィンランドへ。

 ・・・と、ノーチェックなのはいいんですが、実際には国が変わるワケなので、通貨が変わる。フィンランドの通貨はユーロ。一応手持ちに、ユーロ圏で残しておいたユーロ札があるので、とりあえずは困らないのだが、残ってしまったノルウェークローナ札をなんとかしておきたい。国を去るときにはその国のお金は綺麗サッパリなくしてしまうのをモットーとしているオイラとしては、去った国のお金をいつまでも持っているってのは、心理的に落着かないのだ。

 で、国境を越えたところにあったスーパーの前でバスが停まった。バスの運転手さんが、「このスーパーで両替ができるよ」と教えてくれたので、ノルウェークローナをユーロに両替。ふ~、これで落着ける。

 このスーパーから、ちょっと他のお客さんがバスに乗り込んできた。そして、バスはフィンランド道を走り始める。

 窓から見えるフィンランド道は、ちょっと退屈だった。そろそろ紅葉に色づいてきた木々の森や、森の中に点在する湖は、確かに素敵なのだが、これが、ずぅ~と続くのだ。次から次へと景色が変化していったノルウェーとは、全然違う。

 フィンランドはバスワープして正解だったかな。ま、もちろん、時間的余裕があるのなら、走りたかったけどね。カズくんは、フィンランドでは湖で釣りして楽しんでたって言ってたし。そういう、ノルウェーとはまた違った楽しみ方ができただろうなぁ、とは思う。

 う~ん、でも、やっぱり、ノールカップの後だからなぁ・・・走っていたとしても、モノタリナイっていうか、燃え尽き症候群から、テンションはあがらないままの走りになっちゃっていたかも。

 さて、バスはロバニエミに到着。一応街中のホテルを数件あたってみたけど、やっぱりまだここは北欧。ノルウェーより物価が安くなったとはいえ、屋根があるところに泊まれるような場所ではない。ということで、町外れのキャンプ場に行き、ここでテント泊。

 いやぁ、でも、スーパーに行ったら、食材は確かにちょっと安くなってた。ノルウェーでは高すぎて全然手がでなかった肉類も、フィンランドだったら、なんとか買えそうだ。といっても、実際はまだまだ高いんだけどね。前が高すぎたから、高くても安く感じるっていうある種のマジックにかかっちゃっているワケで。このマジックに騙されて、調子に乗って買い物をしすぎないように、注意しなくちゃ。

 さてさて、フィンランドといえば、サウナの発祥の地。そんなフィンランドなので、キャンプ場にも、ちゃんとサウナがついていまして。ただ、ちと高い。1時間12ユーロって・・・せっかくだから入りたかったのだが・・・結局入らずじまい。こういうのを、ま、いいかとスルーしちゃえるのは、旅慣れてしまったからなのか・・・以前のオイラだったら、貪欲に挑戦していただろうはずなのに。




































世界最北のマクドナルド




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