(English)
I ride on Ferry to go to Russia.
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昨日、タンペレから戻ってきた後、カレさんに晩飯を作ってもらって、食事をしながら、さらにたくさんの興味深い話を聞かせてもらたり、食事後、マッチ棒取りゲームをやったりして、楽しい晩を過ごさせてもらいまして・・・そんなカレさんに、まだまだお世話になりたいところだったのだが、シェンゲンの残り期間が少なくなっているオイラは、そんなにノンビリしていられない。早々に次に向かわねばならないのだ。
さて、次に向かうのは・・・海を渡って、バルト三国のエストニアに行くのが素直なルート。が、フィンランドの隣には、ロシアがあるんですよ。ロシア自体にはそんなには興味がないのだが・・・ロシアには唯一、絶対行ってみたい場所がありまして。それは、旧レニングラード、今のサンクトペテルブルグ。そのサンクトペテルブルグが、ヘルシンキのすぐ近くにあるのですよ。
こんなに近くまで来ておいて、スルーして行かないなんてワケにはいかない。かといって、取得するまで結構時間がかかるというロシアビザを取るだけの、時間的余裕はない。
と、そんなオイラに朗報が。
なんでも、サンクトペテルブルグ他、いくつかの港に限られるらしいのだが、フェリーを使ってロシアにやってくる外国人観光客は、72時間であれば、ビザなしで滞在することができる、という特例処置があるらしい。
ということで、ヘルシンキ到着当日に、ヘルシンキのツーリストセンターに行って、サンクトペテルブルグ行きのフェリーに、ビザなしで乗れるか?ということを聞いてきたんです。
結果、OKとのこと。そして、サンクトペテルブルグ行きのフェリーは、ヘルシンキからは週二便出ていて、月曜日と金曜日が出航日。で、月曜日の夕刻にヘルシンキを出発し、火曜日の朝にサンクトペテルブルグに到着し、半日観光した後、夕刻にサンクトペテルブルグを出発し、水曜日の朝にヘルシンキに戻ってくるというプランが一番安いとの情報をゲット。
絶対行きたい場所は、サンクトペテルブルグの中でも一箇所だけ。
なので、迷子にさえならなければ、半日あれば、オイラ的には十分満足できるはず。
ということで、この月曜日に出発して水曜日には戻ってくるという超弾丸サンクトペテルブルグフェリー旅のチケットを購入したんです。
フェリー会社は、St.Peter Line。ちなみにお値段は、251ユーロだった。この値段には、ヘルシンキ-サンクトペテルブルグ間往復のフェリー代(寝室込み、食事なし)、自転車搭載費、到着してからの港ーサンクトペテルブルグ間の送迎バス代、ツーリストセンターの手数料の合計金額。フェリー代だけだったら、180ユーロくらいだった・・・と思う。
ということで、フェリー搭乗日の本日、出港時刻まで、カレさん宅で過ごさせてもらい、夕刻、St.Peter Lineの船が出港する港へ。最初、港前にある建物の受付所で、予約表を見せて、チェックインをしようとしたら・・・「自転車なんですね。自転車は車の乗船と同じ扱いになりますから、車の受付の方に行ってください」と言われ、車受付の方に行く。
どうやら、車受付じゃない方でチェックインしちゃったら、いくつかの階段を上って乗船しなければならないらしく、自転車持ち込みでは乗船しづらいみたい。それに対して、車受付の方の乗船は楽だった。乗船を待っている車の後ろに並び、そのまま、料金所のような窓口でチェックイン。ココで、オイラの乗船カードと、自転車の乗船カード、そして、ビザなしだが合法的に滞在することを証明するアライバルカードとデパーチャーカードというカード、さらに、イミグレに提出するためのイミグレーションペーパーを受け取った。乗船カードの他は、絶対なくさないでください、とのこと。なくしてしまうと、不法滞在ってことにされ、メンドクサイことになる。
そして、チェックイン後、フィンランドの出国手続き。ビザなしで、かつまた同じ場所に戻ってくるとはいっても、国を出て別の国に行くわけだから、当然、出国、入国手続きは必要なワケで。フィンランド出国のスタンプが押された。うむむ、これで一旦シェンゲン圏外に出ることになる。ちょっとだけ、シェンゲンのプレッシャーから開放されるよ、ふ~。ま、ほんのひと時なんだけど。
それにしても、ヨーロッパって、スタンプを押すとき、キッチリと、続きの場所に押してくれるんだよなぁ。気分次第で、適当なページの適当な場所に押す中南米やアフリカ諸国のイミグレとは大違い。って、まぁ、スタンプをひとまとまりにすることで、入国出国の履歴を分かりやすくしているのは、シェンゲンの関係でやらざるをえなくてやっているのかもしれないが。
さてさて、出国手続きを終えた後、フェリーに乗船。車両車庫の片隅に自転車置きスペースがあり、そこにオイラの相棒も置く。フェリーの場合、いつもなら、荷物を装着したままにしておくのだが・・・今回は、すぐに降ろさないし、荷物を置く部屋もあるんで、荷物は外して、部屋に持ち込み。
部屋は、ダブルベッド部屋だった。といっても、この部屋に泊まるのはオイラだけ。そんなに広くはないが、シャワーやトイレも部屋についているんで、快適。そして、船内は、レストランやバーがあり、カジノやプールもあって、さらに映画上映なんかも行われているようで・・・めっちゃ、豪華客船じゃないですか。しかし、まぁ、当然、値段が高いので、どこにも入ることはできず・・・とりあえず、できることといったら船内をぶらぶら散歩するだけ。
ま、いいや、明日はサンクトペテルブルグを歩き回ることになるだろうから、早めに寝よっと。
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