(English)
I arrived at Vilnius and left from Vilnius by bus.
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朝、ヒトミさんとドゥくんから「鍋を一緒に食べませんか?」とお誘い。よろこんで、とご一緒させてもらった手作り鍋料理は、ロシア&東欧餃子<ピエロギ>の冷凍ものをスーパーで買ってきて、白菜と一緒に、醤油&みりんベースの出汁で煮詰めたものだった。
うま~い!
やっぱり、寒くなってきたら鍋ですわ。そして、ピエロギは、ヨーグルトをかけて食べるよりも、こうやって、水餃子っぽくして食べた方が、圧倒的に美味しい。東欧でピエロギ鍋をやる店を出したら、絶対流行ると思いますよ、ウン。
さて、これから北上するお二人と、南下するオイラは反対方向。バスターミナルまでは一緒に行ったものの、ここでお別れ。韓国に行ったときには遊びに行きますんで、よろしくです、お二人さん。
さてさて、またまたバスに乗り込んだオイラ。リトアニアの首都ヴィリニュスへバスワープ。そして、到着したヴィリニュスでは、また満室ばっかりだったら面倒だ、ということで、まず先に宿をとってしまうことに。ラッキーなことに、旧市街近くに一泊8ユーロのホステルがあったので、チェックイン。宿で手持ちのパンを食べ、昼飯にした後、次に向かう予定になっている、ポーランドのワルシャワ行きのバスを調べるために、再びバスターミナルへ。
と、明日のワルシャワ行きのバス便を聞いたところ・・・なんと明日は予約で一杯とのこと。しかも、夜行便しか出ていないらしい。う~ん、明後日の夜になっちゃうのかぁ、それはもったいない時間ロスになっちゃうなぁ、と思って悩んでいたら、
「今日の夜行便だったら、まだ空きがあるわよ」
と、受付のオネエサン。うむむ、今日っすか・・・もう宿をチェックインしちゃっているんですケド・・・しかし、まぁ、ヴィルニュスの街は半日あれば、十分見て周れるだろうから、今晩出発しちゃうってことに関しては、宿以外は問題ない。
チェックインして金払っちゃったし、部屋に荷物も入れちゃった後だからな。払い戻してはくれないだろう。
ま、8ユーロで、荷物を置かせてもらったと思えばいいか・・・って、いや、荷物預け賃にしては、高すぎる気がするが、先を急ぐことを優先して、とにかく、宿はチェックインしたものの、泊まらないことにして、今晩の夜行便でワルシャワへ行ってしまうことにした。
65リタス払って、ワルシャワまでのバスチケットを購入。さてと、じゃぁ、急いで市内観光をしなくちゃ、ということで、ヴィリニュスの町を、ちょっと早足で散策。
まぁ、街自体は・・・歴史に疎いオイラとしては、これまで見てきたバルト三国の町並みとさして変わらず。まぁ、宗教的な違いがあるので、教会の様子は、三国それぞれ違っているようには思えた。ちなみに、リトアニアはカトリックの国。十字架の丘でたくさんの十字架を見てきたからあのイメージが強いのは確かだが、町のあちこちで、十字架を見かけた気がする。
さて、街歩きをして腹が減ってきたので、夕飯を食べることに。せっかくだからリトアニア名物を食べておこうと、宿に戻って、レセプションのオネエチャンに「リトアニアの名物って何?」って聞いたら「ツェペリナイよ」と、レセプション横に張ってある写真を指差して教えてくれた。マッシュしたジャガイモをラグビーボール形に整え、茹でたものらしい。
ツェペリナイ(リトアニア語でDidžkukuliai(ディジュウククリアイ))・・・言いにくい料理名だと思ったものの、この形からあるものが連想され、なるほど、と納得。この形は・・・あのツェッペリン飛行船なんですわ。ツェッペリンから語変形して、ツェペリナイって呼ばれるようになったのだろう。
ということで、ツェペリナイを食べにレストランへ。が、いくつも地元料理の店に入ってみたのに、「今日はもう、ツェペリナイはないよ。明日来な」と、全ての店で売り切れ状態。え~、そんなに人気の食べ物なの?だったら、なおさら食べておかなきゃ、と意地になってレストランを巡り続け、ようやく、「ツェペリナイ?あるよ」と言ってくれるお店に辿り着いた。
そして、念願のツェペリナイをオーダー。しばらく待ってテーブルに運ばれてきたツェペリナイは、思っていたよりも大きくて、脂っぽい一品だった。
うむむ、コレ、一人で食べきれるかな・・・最近全然走ってないから、あんまり腹が減らないんだよな・・・
と若干心配しながら、二つあるツェペリナイの一つにナイフを入れてみる。中にはミートボールっぽいものが詰められていた。ふむむ、見た目はだいぶ違うが、基本的には、餃子と同じ構造なんだな。肉団子を薄い小麦粉の皮で包むか、厚いジャガイモで包むかの違いがあるだけだ。
切り分けたツェペリナイの一片をフォークに刺し、パクリ。
う、う、うま~い!!!!!!!
肉団子を包んでいる周囲のジャガイモの食感が、もっちもち。モチモチ食感が大好物なオイラの好み、ど真ん中。
ジャガイモがこんなお餅みたいになるなんて!
モグモグ・・・いや、マジで・・・コレ・・・信じられない・・・モグモグ・・・ほど・・・モグモグ・・・もっちもち・・・
食べながらも、思わずそんな言葉がでちゃうくらいのビックリ食感。口の中を、驚きと幸せでいっぱいしてくれる素敵なもっちもち感にテンションあがりっぱなし。
こんなデカイもの2つ、食べきれるかなという心配なんて、なんのその。あっという間にツェペリナイ2つを食べきってしまった。
これは、衝撃的な味だったなぁ。餃子のバリエーション料理として、オイラの<世界一の餃子レシピ>に加えておきたい一品だ。
気持ち的には、もう一個食べておきたい気分だったのだが、さすがに、おかわりするには、腹が膨れすぎてしまい、追加注文は断念。
まぁ、またくればいいじゃん、宿とってあるんだし・・・
・・・ン?待てよ・・・いや、今日はもう泊まらないんだったっけ!?
そうだぁ・・・今晩のバスでワルシャワに行くことにしちゃったんだったぁ・・・(涙)
ああ、なんてこったい。こんな美味しい食べ物があるのなら、明後日の夜行便でワルシャワに行ったって別によかったじゃん。
しまったぁ、やっぱり宿代もったいないってケチって、今晩のバスは諦めればよかったよぉ・・・
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