Running from Krakow by bicycle
美人との出会いを求めて走ることにしたのだが・・・

2013.10.8 / Poland(Krakow~Nowy Sacz) 本日 自転車113km走行 : Total 48805km走行
天気:霧のち晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→チキンカツ定食 夕飯→ハンガリー料理のグヤーシュ / 宿→Nowy Sacz Youth Hostel(ドミ13ズウォテ)

(English)
 I run on Poland road.



 クラクフでの最大の目的であったアウシュビッツに行ってきたので、もう、クラクフを発つことに。が、この後のルートについては、ちと悩みどころでして。

 シェンゲン期限はあと、5日ほど残っている。バスを使えば、ハンガリーくらいまでは行くことが可能な残り日だ。一応調べたところ、明日の晩に、ハンガリーの首都ブダペスト行きのバスがあるという。そのバスに乗って、スロバキアをスルーして、ハンガリーのブダペストに行き、ブダペストの後、シェンゲン圏外であるルーマニアかウクライナにバスに乗って出ることにすれば、ブダペストで2泊か3泊できることになる。

 ブダペストには行ってみたい気持ちは結構あった。他の旅人から「ブダペストは街並みが必見。夜景は特に素晴らしいよ」と聞いていたし。だが・・・正直、もう、ヨーロッパ的な街風景はお腹一杯なのだ。そして、ブダペストには、漫画の品揃えが充実している<アンダンテ>という素敵な日本人宿があるという。街並みはもういいや、と思っているオイラが、ブダペストに行って、アンダンテに泊まったら・・・間違いなく、漫画を読み始め、街並みをみることなく、漫画を読むだけでブダペスト滞在を終えてしまうことになるだろう。それは、容易に想像がつく。それを踏まえて、ハンガリーに、今、行かねばならないのか?と自問。

 一方、5日もあれば、クラクフから、隣のウクライナまでチャリ走りすることも可能。ちなみにウクライナはシェンゲン圏外。残り5日をポーランドで使い切るっていう手もあるのだ。クラクフが美人天国ってことは、その周囲の地域も、きっと美人天国に違いない。チャリで走っていたら、美女たちと出会え、お知り合いになれるかもしれない。

 漫画を読みにハンガリーにバスで行くか、美女との出会いを求めてポーランドをチャリで走るか・・・

 まぁ、この2択だったら、後者を選びますわ。いくら漫画好きのオイラでも、この2択で、前者は選択しない。

 ということで、クラクフからウクライナに向けて、自転車を漕ぎ始めた。

 クラクフの街を出ると、畑が広がる田舎道が続く。さすがに、こんな道のど真ん中で、美女に出会うことはないのだが・・・ところどころ出現する小さな町には、やっぱり、綺麗な女の子たちが、普通に歩いていた。いやぁ、オイラのドタイプの女の子を何人も見かけることも出来たのだが・・・シャイなオイラとしては、自分からは声をかけられない。かといって、女の子の方も、オイラに特に興味があるワケでもなさそうなので、話しかけてくれることもない。ちなみに、ポーランドの国民性として、カトリックの人が多いため、女性から男性へ声をかけることは、あまりないようだ。

 ん~、出会いを求めて走ることにしたのに・・・そして、チャンスは転がっているのに・・・足りないのは、オイラの積極性。

 そんなこんなで、美女とお知り合いになることはできないまま、今日の走りが終了。安い宿を見つけることが出来たので、その分、夕飯を奮発しようと、ちょっとしたレストランへ。で、そこのメニューに<ハンガリー料理>を発見。ハンガリーに行くことは断念したから、せめて、ハンガリーの料理くらいは食べておこうと、このハンガリー料理<グヤーシュ>をオーダーしてみた。で、出てきたのが・・・なんだか、カレーによく似た料理。一口食べてみたところ・・・美味い!そして、これ、まんまカレーじゃないですか!いや、厳密に言うと、辛味がカレーとはちょっと違う。パプリカをふんだんに使うハンガリー料理、これも、パプリカで辛味付けしているようだ。このパプリカ味のカレーがオイラにとっては、斬新だった。カレー研究家としては、放っておけない料理だよ。

 ふおお、ハンガリーにこんな料理があったなんて!しまった、2択の選択項目を間違えた。漫画と美女じゃなく、料理と美女で考えるべきだった。チャリで走っていても、美女と知り合えないし・・・ああ、やっぱりハンガリーに行っておけばよかったのかも・・・


























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