(English)
I stayed in Brasov.
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今日も引き続き、映像編集作業。さてさて、映像編集って、日記やイラストやその他まとめをやっている時とは、作業感覚が違うのですよ。その違いは何かというと・・・映像編集ってやつは、撮影した時以上にも以下にもならない、っていうことなんです。
日記やイラストは、どちらかというと、起こったときの気持ちというよりは、かいているときの気持ちが表出してしまう。かいている時に、創造しているからだ。なので、なるべく起こったことに対して忠実にかこうとは思っているものの・・・若干出来事を盛ったり、後から気持ちを書き換えることもできる。それに対して、映像は、撮影した素材が全て。素材に写しこんだ出来事や気持ちが全て。編集段階では、創造する余地がほぼないのだ。撮影したもの以上のことは描けない(まぁ、だからこそ、1年ほったらかしていても、問題なく編集できるのだが)。
もちろん、写真を使ったり、テロップを入れたり、ナレーションを入れたりして、情報を付け加えることは可能(実際、オイラも、その方法を用いて、映像撮影したもの以上の情報を付加させたりはしている)。そして、やろうと思えば、CGやアニメ手法を使って、<編集段階で映像を創造する>ってことも、不可能ではない。が、そこまでやるのは、あまりにも、時間がかかりすぎる。ただでさえ、手間隙かかる映像編集、これ以上手間隙をかけていては、ホント、終わらなくなってしまう。
映像も、編集している時に、こう描きたい、ああ描きたいと思うのだが、編集の時点では、もはや、撮影した以上のものは描けないってのが、ジレンマなのだ。編集の段階でやりたい放題できるのであれば、もっと映像のバリエーションがつくだろうし、試行錯誤の過程を経て、映像編集がより上手くなっていくにちがいない・・・とは思うのだが、現状、やれることといえば、いつもどおりに、時系列に並べて、カットしてつなげるだけ。まぁ、これだけでも、面白いっちゃぁ面白いし、旅の記録映像なのだから、ただ淡々としていてもいいかぁ、と思う反面、せっかく創るからには、より面白い映像にしたいって気持ちが起こってくるってものが、作り手の心情ってもの。
もっと、映像にバリエーションをつけたり、変化を入れたかったら、撮影の時点で、もっともっと工夫をしなければならないんだよなぁ・・・って、編集の時にいつも「撮影をがんばろう!」と、決心するんだけど、いざ撮影の段階になったら、いろいろメンドクサクなっちゃって、工夫もない映像を撮りがちな今日この頃。
あ、でも、工夫といえば、今回、アンドラ編を終えたあたりから、ニューカメラのGoPro Hero2で撮影した超広角映像が登場します。この映像は、かなり新鮮。旅映像に、新しい風をもたらせてくれてますんで、お楽しみに。
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