I notice why I travel
オイラが旅を続けている理由(たぶん)

2014.1.9 / Romania(Brasov) 本日 自転車0km走行 : Total 50201km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→パン 昼飯→瓶詰め煮込み 夕飯→瓶詰め煮込み / 宿→Liberty Villa Hostel(ドミ30ルーマニアレイ)

(English)
I edited trip video all day long.



(Español)
Edito video de viaje todo el día.



(Français)
J'édite la vidéo du voyage toute la journée.

 日記を書きながら篭っている時は、日記を書きながらも、実はそれ以外にあれこれ興味が移り、集中して書き続けるなんてことはできなかった。

 いや、日記だけじゃない。基本的に移り気なオイラは、何かをやっていても、他のことが気になってしょうがない性分なのだ。猪突猛進なくせに移り気という、矛盾したワケのわからない性格は、本人も扱いに手を焼いている。

 やると意外となんでも出来ちゃうので、楽しくなってなんでもやり始めちゃうのだが、すぐ、他のこともやりたくなっちゃう。だから器用貧乏。なんでもできる男のように見えて(いや見えてなんかないか(笑))、どれをとっても、もの凄く出来るっていうモノはない。

 この辺が、オイラの中での消失感というか、心の中にぽっかりと空いた穴だったんですよねぇ。

 <もの凄く出来るモノ>がないから、自分が拠り所にするものがない。

 旅に出れば出来るモノがなにか出来るかも、と思って旅を出たような気もする。こっ恥ずかしいですが、自分探しってやつですわ。でも、旅に出たら、もっともっと興味の対象が増えて、以前に増して、器用貧乏になってしまった(笑)。

 そんなオイラなのですが、なんか、ビデオ編集をしている時だけは、別なのですよ。この作業をしている時は、完全に、これに集中できる。っていうか、集中させられてしまう。ビデオ編集に突入してからの日記が、ビデオ編集のことしか書かなくなったことがそれを示している。だって、それしかやっていないんだもん。日記に書くことはそれしかないんだもん。

 ビデオ編集をしている時、それ以外のことは、別に気にならなくなる。ある種の幸せ状態に陥るのだ。

 探していた自分の拠り所は、旅の中にあるワケではなく、旅の途中の大沈没の中にあったのだ。

 『「人生で安定した幸福を得たい場合、ミッションステートメントと呼ばれる、"自分の中の揺るぎない価値観"を見いだし、それに従って生きることだ」と。これこそ僕の言っている"コア"だ。』と、以前日記で紹介したことがある<ぐっどうぃる博士の芸能ニュース解説+>で、幸せについて解説していた時に、ぐっどうぃる博士が言っていた。

 オイラのミッションステートメントは、ビデオ編集をすることなのだろうか?いや、ただ単にビデオ編集をするだけならこんなに集中はしない。だいたい、ビデオ編集自体は、日本に居た時からやってたし。あの頃は、こんなに恍惚感を感じながらビデオ編集をやっていたワケではなかった。

 そうではなく、旅で撮った映像を扱っていくつもの物語を作っている、というビデオ編集が楽しいのだ。<撮った映像素材を編集してものがたる>という<映画的なこと>をしている自分に悦を感じているのだ。オイラのコアは、<人生を映画的に再構築する>ってことなのかも。そして、旅というモチーフは、<映画的>な映像素材を撮るのに、最適なものなのだ。うん、おそらく、オイラが旅を続けている理由はこれ。

 <人生を映画的に再構築する>幸せを満たすために、旅の中で起こる<映画的>な素材を探し続けて、彷徨っているのだ。




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