Found!?
発見!?・・・いや、ぬか喜び・・・

2014.1.24 / Hungary(Budapest) 本日 自転車0km走行 : Total 50203km走行
天気:曇 ネット:1
朝飯→ナス煮込み&魚味噌汁 昼飯→パン 夕飯→フォアグラ丼 / 宿→アンダンテ(通常ドミ泊5泊以上11EUR)

(English)
Today the big news was comming that someone found my bicycle in the free market. But polices didn't know that bicycle was my bicycle or not, so they didn't catch the seller.


 今日も、オイラ自身は宿に篭ってパソコンを開いて、次々に届くメールに返信を送ることくらい。

 それしかできないのだが、それだけだと不安なオイラは、とりあえず、ビラを貼らせてもらうよう、周囲の店を巡ってみたりもした。

 しかし・・・肝心の相棒が見つかる実感はまったく沸かない。

 テレビのニュースでも取り上げてもらえて、情報は確実に広がっているのは分かるのだが・・・

 そんな本日、宿の管理人のコータくんの知り合いのケンジさん夫婦(コウノスケくんという子連れパッカー)がアンダンテに遊びに来た。オイラ自身はケンジさんとは初対面だったのだが・・・実は、ケンジさんの弟が、オイラがブラジルのクリチバで泊まった宿ペンション・サウダージのオーナーのゴウさんだったということが発覚。いやぁ、こんなところでつながるとは。そして、さらに、ブラショフで一緒だったパッカー旅人ヨシさんが、事件のことを聞いて、隣のウィーンからわざわざ励ましに来てくれたりして、賑やかなアンダンテの夜を迎えることになった。

 そんなケンジさん夫婦やヨシさんが、幸運を運んできてくれたのか・・・

 夜も更け、ほぼ0時頃に、突然、トミからオイラ宛に電話がかかってきた。興奮声のトミから話を聞いてビックリ。なんと、今日の午後、フリマで、話題になっているオイラの相棒チャリと同じ自転車が売りに出されていたのを見た、という情報が入ったというのだ。「その自転車が、ホントにヨシさんの自転車なのか確認して欲しいっていうので、今から画像を送るヨ」と、トミが送ってくれた画像を開いたところ・・・まさに、オイラの相棒だった。

 見間違うはずがない。

 「トミ、これだよ。これ、僕の自転車だよ!今、どうなってるの!?」と、トミに問い詰めると・・・なんと、発見者は警察まで呼んでくれたというのに、警察は、この売り手をそのまま家に帰しちゃったとのこと。しかも、相棒をそのまま持ち去っていくのを許して。

 え?どういうこと?警察、何してんの?と、モノを発見しながらも、のうのうと売り手を帰してしまうという警察の対応の意味が分からなかった。もっと状況を詳しく知りたいんだけど、とトミに聞くと「ボクは今から警察に行くから、ヨシさんも一緒に来て」という話になり、タクシーに乗り込み、警察署へ。

 で、警察にかけつけたところ・・・受付で、ブダペスト・バイク・マフィアの人たちが二人、なにやら大声をだしていた。どうやら、この二人が、フリマに売り出されていたオイラの自転車を発見してくれたらしい。で、この二人は、話題になっている自転車だと確信して、警察を呼んでくれたそうなのだが、警察が、この自転車がホントにその自転車なのか確証がない、ということで、売り手を調べるだけ調べて帰しちゃったらしいのだ。で、今更、こんな夜更けになってから、警察は、その自転車がホントにオイラの自転車なのか、確認をしたいから、トミとオイラを呼んだらしい。

 ブダペスト・バイク・マフィアの人たちがホントにオイラの自転車を探しまくってくれていたことに感激すると同時に、警察のルーズな対応には、ホント、ガッカリさせられた。

 取り調べた上で帰しちゃったって・・・

 最悪じゃん・・・絶対、その売り手は、警戒を強めたでしょ。もう、二度とフリマには売りに出さないでしょ。ひょっとしたら、証拠隠滅を図って、人知れないところに捨ててしまうかもしれないでしょ。

 とりあえず、トミに通訳してもらって、その自転車がオイラのモノだとポリスマンに強く主張。一応、今日の売り手を取り調べはしてあるから、その売り手の住所とかは分かっているらしい。だったら、すぐに、売り手のところに行って、自転車を取り返して欲しい、とお願いしたのだが、警察は動いてくれなかった。上官のサインがないと動けないから、というのだ。じゃぁ、いつ上官のサインがもらえるのだ、と聞くと、今日は金曜日だから・・・ひょっとしたら、月曜日になるかも、なんて言う。

 ああ、ありえないよ・・・幸運の女神様ってやつは気まぐれなんだ。一度見つかったからこそ、もう二度と見つからない気がする・・・そして、一度見つかったって聞いたからこそ、逃したことが悔しくてたまらない。



※警察が売り手を帰してしまったのは、自転車の車体番号を警察に伝えていなかったオイラの落ち度でもあった。その番号を警察に伝えてあったら、昼間の時点で、ちゃんと相棒を確保していてくれていたに違いない。








↑フリマに売り出されていた相棒の写真(ブダペスト・バイク・マフィアの人が撮影)


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