(English)
I stayed in Budapest.
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事件解決から二日経ったのだが、なんだかまだ相棒が戻ってきてくれたことに実感がない。とりあえず、実感を得るために、事件が解決したら一緒に写真を撮りましょう、と言ってくれていた、アンダンテの管理人コータくんとみずきちゃんと一緒に相棒救出記念写真を撮るために、相棒を持ち出し記念撮影とかしたりして。
相棒に乗って走り回れば、実感なんてものはすぐに得られるはずなのだが・・・いやぁ、捜索中は、戻ってきたら乗り回してやる、と思っていたのに、いざ手元に戻ってきたら、今度は、相棒を外に出すのが怖くなっちゃいまして。外に出しちゃうとまた盗られてしまうのではないか、という想いが相棒を外に連れ出すのを躊躇させる。これはトラウマってやつなのだろうか?ま、とにかく、そういうことなので、ただ今相棒は、部屋で大事に箱入り娘状態で安眠中。
さてさて、二度と相棒を盗られたくない、と思っているのは、オイラだけじゃないようで。ありがたいことに、一所懸命探してくれたブダペスト・バイク・マフィアの皆さんも同じ想いを持ってくれていまして。その証拠に、なんと、ブダペスト・バイク・マフィアのメンバーの自転車屋のお兄ちゃんが、U字ロック鍵をプレゼントしてくれるというじゃないですか。いやはや、もう、お世話になりっぱなし。
皆さんからの親切玉をもらっているだけのオイラ。こういうのって、もらっているだけだと、なんか心苦しくなってくるんですよねぇ。返礼って義務じゃないんだけど、なんとなく、やらないと気がすまないって気を起こさせられる。そう、このやらないと気がすまないって気持ちことが、南米のウシュアイアで読んだ内田樹さんの<街場のメディア論>に書かれていた贈与サイクルの発動原理。
ということで、今日も、身近でお世話になっているアンダンテの皆さんへのお礼返しってことで、リクエストが多かったすき焼きを作ることに。
ただ、すき焼きとなると特別な食材が必要になる。「ブダ側にある日本&韓国食材屋に行けば買えますよ」と教えてくれたみずきちゃんが、買い物に付き合ってくれるというので、一緒に買出しに行くことになったのですが・・・そこはちょっと遠いらしい。自転車で行けばすぐなんですけど、と言うことなのだが、オイラの相棒は、ただ今、箱入り娘状態中。そこで、アンダンテの自転車を借りていくことになったのだが・・・
久々に乗った、相棒じゃない自転車。
う~ん、違和感ありあり。
やっぱり相棒じゃないとしっくりこないや。
もし、相棒が発見されなかったら・・・新しいチャリに乗っていただろうけど・・・こんな違和感をずっと抱えたまま旅をすることになったかもしれない。
ふ~、相棒が戻ってきて、ホントよかったよ。
なんて思ったりもしつつも、女の子と二人でブダペストの街中を自転車で走るというシチュエーションがたまらなく嬉しかったオイラなのであった。
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