Dumpling Party
オイラができるお礼といえば・・・餃子パーティくらいですから

2014.1.31 / Hungary(Budapest) 本日 自転車0km走行 : Total 50203km走行
天気:曇 ネット:1
朝飯→味噌汁 昼飯→パン 夕飯→餃子 / 宿→アンダンテ(通常ドミ泊10泊以上10EUR)

(English)
I stayed in Budapest.


 お礼お礼といいながら、事件解決後に会っているのは日本人ばかりじゃん。ハンガリーの皆さんへのお礼はどうなっているんだい?と思われる方々が多いかも。

 一応、外を歩いてて、声をかけてくれるハンガリーの市民の皆さんには、丁寧にお礼の挨拶をしているんですよ。ハンガリーの3大ネットワークテレビのニュースやら、新聞に載りまくったオイラですから。ブダペストの街を歩いていると、声かけられまくるので、すでに、めっちゃ多くのハンガリーの人たちに、お礼は言い続けてはいるんです。

 ただ、やっぱり実際に大活躍してくれたブダペスト・バイク・マフィアの皆さんには、何かしら特別なお礼をしなくちゃな、とは思っていまして。ただ、何をすればいいのかが分からなくて。特別な何かを、って考えれば考えるほど何も浮かばないという状況に陥ってしまい・・・

 こういう時は深く考えすぎるのがよくない。いつものようなお礼をすればいいんじゃんと思考転換することに。オイラがお世話になった時によくやるお礼は、手作り餃子を振舞うってこと。そうか、今回も餃子を振舞えばいいんじゃんか、と、お礼の餃子パーティーを開くことを思いつきまして。

 ただ場所が・・・と思っていたところ、管理人のコータくんもみずきちゃんも、そしてオーナーのヨシさんも、アンダンテでパーティーをすることを快く承諾してくれまして。さらに、パーティー好きなトミなんて、「料理作るの手伝うよ」と、ホットワインを作って協力してくれることに。

 さて、昼間。夕刻からの餃子パーティーに備えて準備をしていたところ、シャニーさんという一人のハンガリー人から連絡が入った。ニュースで事件を知り、無事解決したお祝いがしたい。今日ちょうどブダペストに来ているから会えないか、と。料理準備中で忙しい最中ではあったのだが、せっかくのご好意は無駄にするわけにはいかない。明日には田舎に戻ってしまうということで、ブダペストで会える日は今日しかないというシャニーさんとは、1時間しか時間がありませんが、ぜひお会いしたいです、ということで、オクトゴン駅のバーガーキング前で待合わせて会うことに。

 で、会ったシャニーさん。「これお土産」ということで、おにぎりとか梅干とかキムチとか海苔とかレトルトカレーとか、柿ピーとかザッツ日本な食べ物がぎっしり入ったビニール袋を渡してくれまして。「え?なんでこんなに日本食なんですか?」と聞いたところ、どうやら、シャニーさんは、母方のおばあさんが日本人となるクオーターとのこと。こういう日本食は、普段から家にあり、それを詰め込んでもってきただけだから、気にしないで受け取ってとのことだった。

 いやはや、ホントありがたい。梅干なんて、5年ぶり。

 そして、その後、バーに入ってビールを奢ってくれることになり、結局2時間くらい話し込んでしまったのだが・・・シャニーさんによると、ハンガリー人と日本人のハーフとかクオーターは結構たくさんいて、ハーフの会なる団体もあるらしい。正直、ハンガリーと日本人のカップルがそんなにいっぱいいるだなんて、想像だにしたことがなかった。オイラが知らないだけで、世界の人と日本人は、実は思っているより多くの個人的なつながりがあるものだったのだ。

 それにしても、こういう出会いは、事件があったからこそ。事件がなかったら、ハンガリーのこういう部分なんて知らないまま通過していたに違いない。旅とは皮肉なものだ。旅がスムーズに行けば行くほど、その国のことを知る機会が持てなくなる。逆に、旅が困難になればなるほど、その国のことをよく知る機会が持てるようになるのだ。

 さて、予定以上の時間を費やしてしまったシャニーさんとお別れした後、慌ててアンダンテに戻って、餃子パーティーの準備を再開。

 約束の18時ギリギリになって、ようやく餃子を全て包み終え、あとは焼くだけの状態にもっていくことができた。ちなみに、今晩のパーティーに招いたのは、ブダペスト・バイク・マフィアの主要メンバーであるゾーリさんと、スカイさんと、ダニーさんと、エスターさんの4人。さすがに百人近くのメンバーがいるブダペスト・バイク・マフィアの方々全部をお招きすると、餃子を作りきれないですから。

 皆さんが揃ったところで、餃子パーティーが始まったのだが・・・と、ここで、スカイさんが菜食主義者だということが判明。しまった、作った餃子は全部ミンチ肉餃子。ベジタリアンの人がいるのは想定してなかったよぉ・・・いやはや、こういう心配りって意外と大事なんですわ。料理って相手のことを思って作るもんですから。食べられない食材を使ってもてなすなんて、それはもう、おもてなしじゃないし。

 そこで、緊急に取り出したのが、さきほどシャニーさんからいただいたキムチ。白米はたっぷり炊いていたので、スカイさんには、キムチと白米でアジアンテイストの料理を堪能してもらうことに。いや、シャニーさんに会ってよかったよ。ホント、何がどう転ぶかわからないな。

 そんなこともありましたが、大いに盛り上がった餃子パーティ。いやぁ、やっぱりオイラとしてはこういうカタチでお礼をするのが、一番シックリくるな。もちろん、こんなものでは、返しきれないくらいの大きなご恩をいただいているんで、まだまだ充分じゃないって思っているので、その残り部分は、また追々いつの日にかってことで。

 なんてったって、ハンガリーとはもう、切っても切れない仲になっちゃいましたから。今後ともヨロシクです、ブダペスト・バイク・マフィアの皆さん。










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