(English)
Today I have been to Balaton lake by trin and bicycle. I would stay here for a few days.
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事件中、そして事件後には、ハンガリーの皆さんから、ホントにたくさんの温かいメッセージの中をいただいてまして。今日もまた、新たに「自転車見つかっておめでとう」というメッセージが何通も送られてくる。多くは英語で書かれてあるのだが、中にはハンガリー語で書かれているものもあったりするこのメッセージ、そんなメッセージの中に、珍しく、日本語で書かれたメッセージが届いたことがあった。ハンガリー人の旦那さんをもち、ケストヘイというハンガリー最大の湖バラトン湖脇の町に住んでいるサライ美奈さんという日本人女性からだった。そんな美奈さんから「落ち着いたらウチに遊びに来ませんか?」というありがたいメッセージをいただいてまして。こういうお誘いには百パーセント乗るべしモードになっているオイラは、当然甘えて遊びに行くことにしまして。
一応無事には戻ってきたものの、盗難時に細かいパーツを取られたり、壊されたりしてたので、修理したばかり相棒のファニーバニー。この相棒チャリの試運転もかねて、ケストヘイまでは復活したチャリでいくことに。どうせ数日の滞在だろうから、荷物を軽くしていってもよかったのだが・・・試運転を兼ねていることもあり、荷物は減らしたもののリアとフロントの4つのバックはつけて出発(いや、実はもう一つ大事な理由があってのフルパッキングなのだが、その理由は後日)。
・・・とは言ったものの、実際走っていくと数日かかるケストヘイまでの道。久々の走りにしてはちとシンドイ。ということで、電車も組み合わせてのハイブリッド旅で行くことに。ブダペストから、バラトン湖沿いのバラトンフレドという町まで、ダイレクトに電車が出ているので、それに乗って行き、バラトンフレドからケストヘイまで、バラトン湖沿いの道をチャリで走っていくことに。
電車は乗り入れるところが階段だったので、乗り込む時がちと大変だったのだが、乗せてしまえばいつもながら楽ちんなヨーロッパハイブリッド旅。順調にバラトンフレドまで到着し、そこからチャリ走り開始。そうそう、ブダペストで相棒と一緒に走っていると、勘弁してくださいっていうくらい声をかけられてしまうのだが、ここバラトン湖では、そんなに注目を浴びることはなかった。誰も話しかけてこない。なんとなく視線は感じるのだが・・・いや、この視線の感じは、ただ単にオイラが自意識過剰になってるだけかも。
さてさて、バラトンフレドからケストヘイまでの道のりは・・・思ってた以上に時間がかかってしまった。いや、当初の予定どおりに湖から一歩内陸に入り込んで作られている幹線道路だけを走っていけばそんなに時間もかからず行けたはずなのだが、せっかく湖沿いの道を走るのだからと、湖沿いのグニャグニャ道を走っちゃったもんだから・・・ケストヘイに辿り着いた頃には、すっかり暗くなってしまっていた。
ようやく、辿り着いたケストヘイ。美奈さんにメールで教えてもらっていた住所に行ったのだが・・・住所がイマイチわかりづらい。それっぽい場所に辿り着いたのだが、家の電気が消えていて人の気配がない。あれっ、違う場所に来ちゃったのかなぁ、どうしよう・・・と考えていたら、道の向こうからやってきた車が、目の前で止まった。
「ヨシサンデスカ?」
車から降りてきたずんぐりむっくりのハンガリー人のおじさんがカタコトの日本語で話しかけてきた。
「おお、ひょっとして、あなたがチャバさんですか!」
実は、美奈さん自身はちょうどブダペストに仕事で行ってるため、旦那のチャバさんが家で待ってます、とのことを事前に聞いていたのだ。
「ゴメンネ、シュウタヲムカエニイッテタノヨ」と、チャバさん。息子さんのシュウタくんを迎えに行ってたといことで、チャバさんと一緒に車から降りてきたシュウタくんに案内され、家へ。「美奈ちゃんイナイカラ、オトコノテリョウリダケド」と言って、チャバさんが用意してくれた夕食は、オーブンチキン。確かにオーブンで焼くだけのシンプルな男料理ではあるのだが・・・いやいや、めっちゃ美味しい。ありがとうございます~。その一方で、シュウタくんは、ケチャップやマヨネーズ、そして酢を混ぜたオリジナルドレッシングを作って、それをかけた野菜サラダを振る舞ってくれた。小学生なのになんて感心な子なんだ。さて、チャバさん、シュウタくんと夕飯を食べていたら、長男次男のフウタくん、コウタくんたちが帰ってきた。チャバさん美奈さんところは男3人息子の5人家族。あ、でも、フウタくん、コウタくんには彼女がいて、親公認らしい。ちょうど、コウタくんは彼女をウチに連れてきてたし。いやぁ、なんていうか、オープンなんですね、そういうことは。
さて、ありがたいことに、二階の部屋を一室貸していただき、しばらくココで生活させてもらうことに。いやぁ、ケストヘイ生活、どんなふうになるのやら、楽しみだ。
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