Audition
オーディションと肉まんの極意

2014.2.23 / Hungary(Budapest) 本日 自転車0km走行 : Total 50302km走行
天気:曇時々晴 ネット:1
朝飯→ご飯 昼飯→肉まん 夕飯→パスタ / 宿→アンダンテ(通常ドミ泊10泊以上10EUR)

(English)
Today I went to studio.


 さてさて、宿に籠って肉まんなんて作り始めちゃったってことは、もうハンガリーでやることはやってしまい、暇を持て余しているってこと。

 そう、ケストヘイから戻ってきたら、すぐにハンガリーを発つ予定だったんですよ。が、戻ってきた翌日、オーナーのヨシさんが宿にやってきて、「ヨシさんバイトしてみない?」なんて甘いささやきをしてくれたのです。

 「バイト?お金もらえるんですか?」

 なんでも、日産ヨーロッパ(いや、トヨタだったかな?)の新車のCM撮影が行われるようで、そのキャストをオーナーヨシさんの知り合いが探しているとのこと。それに出ることになれば、もちろんお金ももらえるし・・・今、ヨシさんはハンガリーの有名人だから出られる可能性あるよ、なんてことを言われたので、じゃぁオーディションを受けるだけ受けてみようかななんて思ってOKしたんですよ。

 ということで、本日、そのオーディションに行ってまいりました。で、そこで言われた役が、なんととある会社の部長役。無能な部下の仕事できないっぷりにイライラし、怒鳴り散らす部長であったが、そんな彼でもこのニューカーに乗れば一発でストレスが解消されますよ、的な設定で、演じてくれなんて突然言われまして。

 オーナーヨシさんは、ただ顔見世に行くだけでいいよ、って言ってたのに・・・有名人特権で顔パスかと思ってたのに・・・いやいや、世の中そんなに甘くない。しかも、映像仕事のオーディションなんだから、ただ突っ立っているだけで、その人が適役かどうかなんて分かるワケがない。ということで、こっぱずかしいながら、演技を披露。

 結果は後日伝えますよと言われたけど、受かるワケないですよ。いや、そもそもオイラに会社の部長役なんてできるワケがない。世間から、会社生活から離れて5年も経つので、会社人としてのオーラなんてすっかり消え去ってしまったんですから。

 まぁ、そうじゃなくても、そういう雰囲気を作り出すのが役者ってもの。

 ・・・って別にオイラは役者じゃないし。

 さて、宿に戻ったら、コータ君が豚の塊肉を買ってきて、チャーシューを作っていた。「ヨシさん、このチャーシューでチャーシューまんを作ってみましょう」とのことだったので、早速チャーシューまん作り開始。受かってはないとは思うけど、とりあえず、オーディションの結果発表までは移動するワケにはいかないからな。それまでの間、肉まんづくりを極めるべく、修行に励むことにしよう。

 で、作ってみたチャーシューまん。チャーシューが美味しくできてたから、美味しくないワケがない。ただ、生地で包んじゃうと、チャーシューの味のパンチが弱まってしまう。これはどうしたもんかと、いろいろ試したところ、ある一工夫したところ、もっと美味しくなった。その一工夫とは・・・マヨネーズを加えてみること。マヨネーズ入りのチャーシューまんは、チャーシューそのままにマヨネーズをかけて食うより美味くなった。包むことで味が落ちる組み合わせ、包むことでより美味しくなる組み合わせってのがあるんだな。ただなんでも包めばいいってもんじゃないらしい。これを突き詰めるのが肉まんの極意を極めるってことなのかも。












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