(English)
I arrived at Everest Base Camp.
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朝起きて、水を飲もうとしたら、完全に凍っていた。ああ、寒い。
さて、リビングへ行ってストーブで暖まりつつ、朝飯。日が昇ってきて、ちょっとポカポカしはじめたところで出発。さぁ、今日はエベレストの麓、ベースキャンプがあるゴラクシェフに到着する予定だ。
景色がさらに良くなっていく。そして、世界最高峰、エベレストの山頂が見えてきた。これが世界の屋根の風景。まさか、オイラ自身が、エベレストを間近で見る人間になるとはねぇ・・・エベレストって、テレビとか本でみる世界だと思っていたのに。なんかそれだけで感動。
氷河と険しい山々。う~む、素晴らしい。
昼前にはゴラクシェフに到着することができた。しかし、よくよく見ると、エベレストがあるらしきところには、雲がかぶっちゃってきているる。他は晴天で空は青々としているのに、エベレストの部分だけ帽子をかぶっているかのように、白い雲で覆われちゃっているのだ。
う~ん、残念。しかし、せっかく来たのだから、ベースキャンプには行っておかねばと、ゴラクシェフで宿にチェックインして、荷物を置いた後、軽装スタイルで、ベースキャンプまで歩いていくことに。1時間くらい歩いて5,360mのベースキャンプに到着。白い雲に隠れているもののエベレストの山頂が眼前に見える。ここから見ると、すぐそこに見える。8000mなんて絶対無理って思っていたのに・・・ベースキャンプからエベレストを見ちゃうと、ひょっとしてエベレストの山頂に登れちゃうんじゃないの?なんて錯覚に陥っちゃう。
いや、まぁ、そこに見えても、ここからが厳しいのだ。ベースキャンプまでは、それなりの体力がある人ならだれでも来れる。でも、ココから先は、それなりの体力じゃ無理。相当鍛え上げて登らないと。挑戦した人たちを何人も死者にした世界なのだ。
しかし、このベースキャンプに来てしまったら・・・一生のうち一度はエベレストの山頂に登ってみようかな、という気持ちにさせられちゃう魔法にかかってしまう。それまで、全くその気がなかったのに。山はそこにあるから登るんだってのは、ホントにその通り。そこに見えるから、登りたくなる、そんな気持ちにさせられちゃうのだ。
さて、ベースキャンプから戻ってきたのが午後15時。まだ日暮れまでには時間がある。実は、オイラが宿をとったゴラクシェフ周辺には、エベレストベースキャンプの他に、エベレストを正面に見れるカラパタールという丘がある。このカラパタールに登るのは明日にしようと思っていたのだが・・・体力バカなオイラは、せっかく時間があることだし、ということで、今日、そのまま登ってしまうことに。
しかし、このカラパタールの登頂は、思っていた以上にしんどかった。ゴーキョピークくらいだろうと思っていたのだが、とんでもない。ゴーキョピークよりも数倍大変だった。途中、道が分からなくなって迷ってしまったってのもあり、めっちゃ疲れ果てて、なんとかカラパタールの展望台に到着。
で、ここからの眺めが・・・最高に素晴らしかった。ココからの風景は、世界一の風景かも、と思わず思ってしまった。山頂に傘のような雲はかかっていたものの、エベレストがクッキリ見える。そして、その周囲を囲む白く雪化粧した山々、そして谷間を走る氷河、それらが眼下に見えるのだ。
神になった気分。高いところってのは、なんだか全能感を刺激してくれ、妙な興奮状態を与えてくれる。さらによかったのは、カラパタールの展望台で、一人きりになれたってことだった。こういう雄大な風景を本当に堪能したかったら、一人になったほうがいい。周りに人が居ると、それが雑念となり、自然との一体感が味わえないのだ。
登った当初は、展望台に何人かいたのだが、ちょっとするとみんな降りてしまった。残されたオイラは、ただ、この自然と一体になって、至福の時間を味わっていた。
そんなことをしていたら、いつの間にか、日暮れとなってしまいまして。空がだんだんとピンク色になっていく。これはこれでめっちゃ綺麗なのだが、見とれているとヤバい。すぐに真っ暗になって、何も見えなくなってしまう。慌てて降り始めたのだが、やっぱり途中で完全に日が暮れて、真っ暗になってしまった。みんな、こうなることを見越して、早めに下山したのだ。
懐中電灯を持ってこなかったのは失敗だった。気持ちは焦るのだが、足場に注意しなければこけてしまうため、なかなか前に進めない。真っ暗で何も見えない暗闇の先に、宿の明かりが小さく見える。その明かりを頼りに、なんとか降りることができた。
ふ~、ちょっと無茶しちゃったかな。でもまぁ、素晴らしいものがみれたからいいか。
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