(English)
I stayed in Bali Island.
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今日も11時の演目は4台だけのガムラン演奏というので、見に行くことに。しかし、その後は、17時のをもう一度見に行っただけ。だんだんフェスティバルでの内容が分かってきたので、足が遠のき始めた。そもそも、アジアの舞踏や音楽ってのは、いいとは思うが、物凄く好きかと言われると、ちと微妙。インドですら、タブラを叩くのは好きだが、インド音楽自体を好きかと言われると、実は微妙だったりするのだ。
さてさて、フェスティバルに行かなくなって増えた時間をどうしているかというと、そもそもバリ島に来てやろうと思っていた日記書きや映像整理の作業をやっているのですよ。
といっても、以前ほど集中して日記書きや映像整理が出来ているワケじゃない。なぜか集中力が沸きづらいのだ。それは、暑いということが大きく関係している気がする。暑いところは、作業に向かない。これはいろいろ経験して分かってきた。ハンガリー以降ずっと日記が書けなかったのは、ずっと暑い場所を通ってきたからっていうのも、大きな要因だと考えられる。じゃぁ、寒くなってきた中央アジア後半はどうだったんだと言われると・・・いや、寒すぎるというのも、作業できなくなる要因なのだ。それなりの適温でないと、作業は捗らない。
あと、やることがあると、集中できないっていうのもある。チャリで走っている間は集中できないし、フェスティバルみたいなのがあっても集中できない。国を移ると、しばらく目新しいものばかりだから、集中できなくもなる。何かをやるには、しばらく滞在し、やりたいことをやりつくした後にならないとダメだ。
逆にいうと、飛び回っている旅をしていると、落ち着いて何かをするというのは、難しい。何かを身につけたい、何かをやりたいと思っているなら、滞在型の旅でないと無理なのかもしれない。
そんなことに気づき、滞在型旅の意義を新たに見いだせたのは、実は、インドでのタブラ修行があったから。あの修行で、身につけるためにせねばならないこと、を体得できたのがデカい。<知る>だけでは終わらせず、<身につける>にはどうしたらいいか、タブラ修行を経てようやく分かった。タブラ修行以前の修行では、知った、分かったと思った時点で修行を終わらせ、すぐに旅を再開していた。こうすると、<何かを身につける>時間っていうのが結局なくなるのだ。
知ることと、身につけることは違う。知ることはチャリで移動しているだけでできる。が、身につけることはチャリで移動していてはできないことなのだ。
やる気が起きた時点で、もう少し滞在を伸ばしてみる。その時間が<何かを身につける>には必要な時間。
実は、今がまさにその時間。フェスティバルには飽きてきて、そろそろ次に向かいたいなぁと思っているところなのだが、1カ月バリ島に居るように飛行機をとったもんだから、それまで滞在しなくちゃいけない・・・っていう、この時間が大切なんです、ハイ。
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