(English)
I stayed in Galle.
|
|
宿のおばさんが10時から昼飯つくりを始めるというので、勉強させてもらうことに。料理教室はこれで第七弾となる。
今日の料理は、カボチャカレーと、魚カレーと、ジャックフルーツカレーと、キャベツ炒めと、ネギ炒め。第七弾ともなると、大体どうやって作るのか、想像がつく・・・と思っていたのだが、まだまだだった。ここでも新しい料理方法が学べたのだ。
まずカボチャカレー。これはオーソドックスで今まで習った通りだった。次に魚カレー。これは香辛料にタマリンドが使われ、酸味が加えられていた。さらに、煮込むというよりは、ソースを絡める感じの作り方。そして、最大に違っていたのがジャックフルーツカレー。ガーデンで作ってもらったジャックフルーツカレー。美味しいのは美味しかったのだが、ジャックフルーツは生で食った方がおいしくね?っていう味だったのだ。それは煮込み過ぎてべとべとになっちゃっていたから。消化にはいいと思うのだが、食感が楽しめなくなっちゃう。そこへいくと、今日のジャックフルーツ料理は、ジャックフルーツの旨みを存分に生かしたものだった。基本的に水分は入れない。煮込まないのだ。ジャックフルーツをふかす感じ。で、栗のようになる種も一緒にふかすので、できあがりは、まるで栗おこわのようなものになる。これは、ホントに絶品。この料理方法を習えただけでも、ゴールまで来た甲斐があったってもんだ。ただ、日本ではジャックフルーツが手に入りづらいので、再現しづらいのが残念だ。
そして、キャベツ炒めは、いつもの青菜炒めにキャベツを入れたもの。これはやはり混ぜ合わせの妙というか、青菜炒め単品よりキャベツを組み合わせたほうが美味い。
さらに、ライムジュースとかパパイヤとかもつけてくれて、大満足。パパイヤは単体で食べるともっさりなのだが、ライムを搾って食べるとより美味くなる。
さて、これらは、おばちゃんの宿の入り口にビュッフェとして並べられるものだ。ここは、宿と食堂を兼ねているのだ。で、たぶん、普通のお店も、今日、見せてもらった感じで料理が作られていて、店頭に並べられているのだろう。で、作りたてを食べさせてもらって思った。お店のカレーより宿のカレーの方が美味いとかいう噂があるが、これは、出来立てを食べれるから美味く思うんだと思う。お店のカレーも、出来立ての時間に食べさせてもらえば、美味い。夕刻に行くと、大抵の店のカレーの味は落ちているはず。昨日、夕飯を食べに行った店のカレーが美味しくなかったのは、きっと作ってから時間が経ちすぎていたからなんだと思う。
さて、ゴールに来たのはネットでスリランカの料理教室を下調べしていた時、ゴール近くにあるライトハウスっていうレストランで、料理教室が開催されているという情報をゲットしたからだった。ただ、ここ、値段を調べたら、ビックリするくらい高かった。ここでしか習えないというのであれば、この額でも払って習うべきだとは思うが、散々スリランカ料理を習ってきたオイラとしては、高いお金を払ってまで習うのはどうかと。
それでも、もし、これまで習ったのと全然違う味のものを習えるのならば価値はある。とりあえず、どんな味のモノがでるのか、実際に食べてから判断すべし、とライトハウスへ行ってみることに。
超豪華なホテルのファーストフロアにあるレストラン。小腹のすいた4時くらいに到着したら、本日分のカレー&ライスはすでになくなっていた。なるほど、やはり、味で勝負している店は、ある程度の時間が経過したら、なくなるように考えられて作られているんだな。
ということで、他のカレーを試してみることに。豚肉を食べたい気分だったので、ポークカレーをオーダー。で、出てきたのは・・・ルーにふんだんにスパイスがちりばめられた、濃い味付けのカレーだった。食べると「カレーを食べてるぜ」と強く主張してくる。なるほど、これはレストランの料理だ。家庭料理との違いはここ。濃い味付けであるがゆえ、まず、美味いっ、と思わせてくれる。そして、食べ終わると、満足感で包まれるのだ。その満足感は、しばらく食べなくてもいいか、と思わせるもの。日本で言うと、家系の、こってりラーメンを食べた後の感覚と似ているかも。
一方の家庭料理は、味はレストランの料理のように濃くない。だから、食後の満足感は、レストランほどではないのだが、またすぐ食べたくなるものなのだ。続けて食べても飽きがこない。
この辺は、味付けの強弱の違いなんだろう。それにしても・・・スパイスを入れすぎて、あんまり複雑にしすぎるのも、どうかと思う。実は、味が複雑すぎると、美味しいかどうかわからなくなるのだ。豚は、おそらく単純に生姜焼きにして食うのが一番おいしさが分かるはず。スパイスをふんだんに使うと、スパイスに気をとられ、豚肉が美味しいのかどうかが分からなくなるっていうか・・・
まぁ、でも、この複雑な味の出し方ってのにも、興味はあるっちゃある。やはり、こういう高級ホテルの料理教室で習えるというカレー&ライスってやつは気になっちゃうな。今日は、売り切れで食べれなかったから、明日もう一回来て食べてみることにしよう。ちなみに、料理教室は10,000スリランカルピーするとのこと。やはり高い。
さて、夜は、エビを使って宿のおばちゃんが料理をしてくれるというので、海老カレーか、楽しみだ、と思っていたのですが・・・できたのは、エビチリだった。う~ん、中華ですやん。美味しいのは美味しいんだけど、オイラが求めていたのは、こういうのとは違うんですよ・・・
|
|


|