Restaurant Taste
研ぎ澄まされた味

2015.8.2 / India(Chennai(Madras)) 本日 自転車0km走行 : Total 57751km走行
天気:雨のち曇のち晴 ネット:1
朝飯→イドリー 昼飯→フィッシュカレー 夕飯→海老マサラ / 宿→Palace Lodge(350インドルピー)

(English)
I stayed in Chennai.



 朝、駅前の食堂へ行って、イドリーというのを頼む。米粉で作った蒸しパンらしい。そういえば、バラナシでも食べたことがあったかも。が、ココで食べたのは、バラナシで食べたのより数倍美味かった。というのも、付け合わせが充実していたからだ。チャトニーというナメものの他、ふりかけもある。黒い粉には、ギーという乳油を垂らすらしい。これがめっちゃ美味い。

 いやぁ、インド料理は実はバリエーションがめっちゃゆたか。知れば知るほど楽しめる。

 さて、チャンナイには、サザンスパイスという南インド料理の美味しい店があるという情報をゲットしてまして。ただ、この店は高級ホテルに入っている高級レストランらしい。町の食堂でも十分味を楽しむことはできるのだが・・・一応、高級インド料理ってのがどれ程の味なのかってことは、インド料理研究家としては知っておきたいことろ。お金が相当ぶっとぶことを覚悟して、昼飯はサザンスパイスへ食べに行くことに。

 で、やはり想像通り、気後れするくらい豪華なレストランだった。おそるおそるテーブルについたら、すぐに前菜でクリスピーとチャトニーが出てきたのだが・・・これがまたビックリするくらい美味かった。単なる揚げ菓子でこんなに味の違いがだせるのか、と驚くほどの洗練された味。

 そして、頼んだフィッシュカレーの味に、これまたビックリさせられた。いや、もう、文句のつけようがないくらい美味いのだ。研ぎ澄まされた味っていうか、美味いところだけを抽出した味っていうか。普通、料理って、たとえ全体的には美味しかったとしても、そうじゃない雑味って含まれているもんじゃないですか。ここの料理は、その雑味が、全部綺麗に取り払われて、ホントに美味い部分だけを食べさせてくれるものだった。なるほど、高級料理ってのは、こういうことが違うのか。

 魚の生臭さを消し、スープは滑らかにブレンドする。これをやるのがどれだけ大変なことか。そして、そういうことに手を抜かないことが、料理をこれだけ高みに感じさせてくれるものか、ってことを実感させてくれる味だった。

 なるほどなぁ、ホントの高級店って、こういう味を出す店なんすな。めっちゃ勉強になりましたわ。

 

































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