(English)
I stayed in Cochin.
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ようやく今日、ガタムが見れる。ケララ・カタカリ・センターへ15時に行って待っていたら、ガタム達人のカマツさんが登場。実はカマツさん、本業はムルダンガムという南インドで多く使われている両面打楽器の奏者。一応ガタムも叩ける、ということで、ようやくつながることができたのだ。なかなかガタムだけをやっているような人はいないのかも。
さて、早速ガタムを叩いてもらいまして。まずはデモンストレーション。思っていたより音が小さかった。まぁ、普通の壺ですから。マイクを使えば他の楽器との合奏にも耐えられる音量になりそうだけど、単体だけだと、音負けしそう。
しかし、奏でられるリズム自体は面白い。早速、基本リズムの叩き方を教わって、オイラもやってみることに。そう、せっかくだから見るだけじゃなくて、叩けるようにもなりたいじゃないですか。レッスンってことで、1時間面倒見てもらうことにしたんですよ。ちなみにレッスン料は1時間500ルピー。
で、まず叩き方。一番基本なのは、人差し指と中指&薬指を交互に使って叩く叩き方。タブラーでもよく使われる奏法だ。これを両手でオルタネィティブに叩くとより速いフレーズとなる。タブラーの場合、この奏法での高速パターンは右手だけをおもに使うのだが、ガタムの場合、左手も同じように高速演奏しなくちゃいけない。まだ左手は思うように動かないので・・・これは要練習だな。
その後、叩く場所を変えた奏法だったり、壺の口をふさぐように叩く奏法だったり、お腹を使って音の響きを変える奏法だったり、いろんな奏法を教わる。う~む、こんなに多彩な奏法があるとは。たかが壺を叩くのにどれだけ知恵と情熱を傾けているのか、インド人スゴイな。まぁ、ただ叩くだけだとつまらないが、これだけいろいろできるようになると面白くなる。面白いってことに、貪欲なんだろうな、インド人は。
そして、リズム。とりあえず、分かりやすいパターンから始まった。さらに壺の口をふさぐようにして叩くことで、低音が出るのだが、この低音を使ってロックっぽいビートパターンが作れるというのを教わった。
楽しいぞ、これ。とりあえず、習うだけでいいや、って思っていたのだが、続けてやってみたくなってきてしまった。ガタム本体を買って、自己練習もしたい、と思ったのだが・・・ガタムは素焼きの壺。重いし・・・なによりももろい。旅で持ち運んでいたら、絶対どこかで割れる。
とりあえず、今日のレッスンが終わり、宿へ向かって歩いていたら・・・水を汲んでいるおじさんに遭遇。その水汲み用の入れ物が・・・アルミ製なのだが、大きさと形状がガタムに似ているじゃないですか。おお!?これはひょっとして代用できるのでは?とちょっと叩かせてもらったら、音の質が違うのだが、場所による音の叩き分けとかはできるし、低音もだせる。素焼きの壺は難しいけど、このアルミの入れ物なら、軽いし、そうそう壊れそうもないし、練習用としては、アリかも。
しかし、この入れ物、フォートコーチンには売っていないとのこと。もっと都会の金物屋にいかないと手に入らないようだ。
さて、夕食はプットゥーというものを食べることに。普通は朝食に食べられるこのプットゥー、前々から気になっていたんですが、なかなか食べる機会がなかったんですわ。で、宿のオーナーが、うちでもプットゥー作れるよ、と言っていて、じゃぁ、作り方も教わりながら食べてみようということになりまして。
プットゥーは、米粉を使った蒸しパン。イドリーと同じようなものだが、イドリーは、ドーサと同じバターで、米だけでなくダルも使うし、発酵させるため、味わいは微妙に違う。
プットゥーは作るための専用機がこれまた面白い。ん、この水を入れる部分は・・・ちょっと壺に似ている。う~む、ガタムの代わりにならないか?いや、これは小さすぎるか。
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