(English)
I stayed in Goa.
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とりあえず、昨日はゴア飯を食うだけで終わってしまったゴア滞在。まぁ、ポーク・ビンダルーを食べるのを主目的にしてやってきたゴアなので、もう次へ出発してもいいかな、なんて思ってたのですが・・・せっかく来たのだからと、ビーチへ行ってみることに。
ゴアといえば欧米人のヒッピーパラダイス。欧米人が大挙してやってきて、インドなのにインドらしくない場所にしてしまったゴアのビーチってやつを見てみようと思いまして。パナジは意外とインドっぽいんですよ。見かけるのはほとんどインド人だし。欧米人とかほとんど見かけない。ゴアはインドっぽくないよと聞いていたので、到着した時は、逆にアレッと思ったくらい。
さて、パナジからバスに乗って北へ向かう。目指すはカラングート・ビート。ゴアはパナジを中心に北海岸と南海岸に分かれている。そして、それぞれのスポットが微妙に離れているので、バスでえっちらおっちら向かわねばならないのだ。カラングート・ビーチまではバスで40分。降りたところは、パナジよりずっと栄えている場所だった。いや、栄えているというか、ザッツ・観光地な感じの場所だった。食べ物屋が軒を並べ、バイクが走り回っている。が、ここも目に付くのはインド人ばかり。実は、昔はヒッピーの聖地だったというここ、カラングート・ビーチも、今はインド人が普通に泳ぎに来るビーチ・スポットになったらしい。
喧噪の中を歩き、ビーチへ向かう。土産物屋から盛んに声がかかる。太鼓を肩から7つくらい下げたお兄ちゃんが太鼓を売りに声をかけてきた。興味はあるのだが、向こうから来られるとひいてしまう。道端で演奏していれば、こちらから見に行くのに。
さて、ビーチに到着。目の前に広がる海は、まぁ、普通の海。それほど綺麗ってワケじゃない。が、雰囲気はある。そして、ここにはインド人が海際で泳いでいた。皆、服を着たまま入るっていうのが、インド式なのか。さらに、海っていうと、サーフィンをやっている人とか、ヨットとか、マリンスポーツ的なものが繰り広げられているのが、風景なのだが、ここは、ただ海際で人が戯れているだけ。普通の風景なのに、逆になんか違和感を感じる。
しかし、まぁ、テンションはあがる。
さて、海は終了して、海沿いの道を散策することに。今日はめっちゃ晴れていて、心地いい。もうひとつ北にあるバガビーチという隣のビーチまで歩いて行ってみることに。と、カラングート・ビーチは喧噪だったのだが、バガビーチへ向かう道は、落ち着いた感じになった。オイラ的にはこっちの方が好み。あまりテンションが高すぎるビーチは、落着けないのだ。
心地よく散策していたら、看板に魅力的なゴア料理が書かれたレストランがあった。「ココでは昔ながら伝わる料理法で作っています。本のレシピなどではありません」と書かれているじゃないですか。おお、ここなら本格的なゴア料理が食べれるかも、と思って入る。で、気になっていたXac Xac(サクサク)という料理を食べてみることに。Xac Xacというのは調理法の名称で、具材によって、いろいろな料理となる。フィッシュサクサクとか海老サクサクとか。で、そんないろんなサクサク料理の中からオイラがチョイスしたのは・・・マンガロールで失敗したはずなのに、凝りもせず、蟹サクサク。まぁ、もう一度だけトライしてみるか、と思ってしまったのですよ。で、クラブ・サクサクを頼もうとしたら・・・「蟹はマサラフライかバターガーリックで食べるのが一番。カレー状にするより美味しいよ」と言われた。確かにそうかも。でも、だったら、なぜクラブ・サクサクをメニューに載せておくのだ?マサラフライやバターガーリックをメニューに載せておかないのだ?しかし、カニのマサラフライは、マンガロールで食べてきたやつと同じなのだ。なんとなく味は分かる。そして、食べにくくてイライラするのも、想像できる。
なので、やっぱり蟹は止めて、エビのサクサクを頼んでみることに。XacXacという調理法は、ココナッツを炒めて焦がしたものをペーストにして入れてあるのが特徴らしい。普通のココナッツカレーもココナッツが入るのだが、普通のやつは、事前に炒めたりはしない。それが違い。
さて、エビ・サクサクを頼んだものの・・・実はもう一品気になるものがありまして。それはビーフ料理。牛が神の乗り物として神聖視されているインドでは、ビーフ料理なんて見かけることはほぼ皆無。が、神聖視しているのはヒンドゥー教徒。クリスチャンが多い西海岸では、ビーフ料理が食べられるとは聞いていたんですよ。が、やはり、ヒンドゥー教徒の目を気にしてか、おおっぴらにビーフ料理を出している店なんてなくて。で、観光客メインで料理を出す、ここゴアの店に、ようやくあったってワケなのですよ。
ということで、ビーフペッパー・フライとプラウン(海老)・サクサクを頼むことに。二品は多いよ、と言われたのだが、只今、食べることが修行なオイラですので、まず、ビーフペッパーフライを出してもらった後、プラウン・サクサクを出してもらうことに。
ビーフ・ペッパー・フライは・・・普通にカレー風味の牛肉野菜炒めって感じだった。味はいたって普通。辛すぎもしない。ちなみに、インド料理でフライってのは揚げ物ではなく、炒めものの場合が多い。しかし、インドで牛肉を食べるってのが、なんとなく背徳な感じがして、ムズムズする。
そして、お次はプラウン・サクサク。ココナッツが入っているという割には確かに、まろやかさと甘みがない。代わりに苦みと言うかエグミが加わっていた。これがココナッツファインを焦がしたことの効果なのか。たしかに、この苦みやエグミが海老には合っている気がした。普通にココナッツミルクでまろやかさを出すのでもいいとは思うが、これはこれで、アリだ。
さて、ゴア飯に満足して、さらに歩いていたら、CDを店先に並べているところを発見。トランスのCDばかりだったのだが・・・そりゃ、ゴアと言えばナイト・パーティー文化の場所ですから。その時の踊りに使われる音楽がトランスやハウス。オイラ的には4つ打ちの音楽はビートが単調過ぎて面白くないと思っているので、あまり興味はないのだが、とりあえず、食わず嫌いはよくないということで、聞かせてもらって、1枚購入。刺青をガッツリ入れた店のおじさんは、「全部俺のセレクションだ」と嬉しそうに語っていた。
いやぁ、なかなか楽しいですな、ゴア。思っていた以上の楽しんじゃっている自分がいる。とっても、オイラの場合、美味い飯が食えて、いい音楽があり、フレンドリーな人たちと触れ合えれば、それ以外は別にどうであっても、楽しめてしまうのだ。ゴアはまさに、そういう場所だった。
今回はインドをガッツリ探求するってのがテーマなので、インドっぽくないというゴアは、さわりだけと思ってたのだが、確かにインドっぽくないゴアだが、これもインドではある。これはこれで、インドの一面として、楽しくもある。やっぱり、何事も来てみて、自分の肌で感じないとワカラナイ。見ると聞くとでは大違いな場所ばっかりだ。
ちなみに、ゴアはブラジルっぽい雰囲気がプンプンしている。ポルトガルの支配跡が残っているためだ。
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