(English)
I stayed in Udaipur.
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昨日の料理教室で、グラブ・ジャムンとラドゥを食べることは出来たが、作り方を見ることが出来なくて。一応グッディおばちゃんはレシピを説明してくれたのだが、レシピを聞くだけなら、ネットで調べれば出てくる。わざわざ現地に来て、お金払って教えを乞うているのは、作っているところをこの目で見たいからなのだ。この目で見るのと見ないのでは大違いなのだ。
ということで、リベンジで、もう一度<グッディおばちゃんの料理教室>へ。グラブ・ジャムンとラドゥの作り方を今日のお昼に習うことに。11時に再度おばちゃんのところを訪れたところ・・・今日はなんだか外が騒がしい。まぁ、料理が一番のオイラは、あまり気にせず、料理教室に集中。
スイーツメインだが、一応昼飯も一緒に作ってくれるということ。アル・チャパティというポテト入りのチャパティとグリーンチャトニーと、ヨーグルトサラダであるライタも一緒に作ってくれまして。アル・チャパティは、作り方が興味深く、これはアリだな、と思った。グリーンチャトニーと一緒に出せば、結構これだけで、ランチとして成立する。
さて、本命のスイーツ。まずは、グラブ・ジャムンの作り方。これは、グラブ・ジャムンの元というものが売られており、それを使って作ることに。粉を味見してみると、ほぼドーナツの元と同じ。作り方も、大体ドーナツと同じ。違うのは、最後に砂糖シロップに漬けるという行程。おばちゃんが言うには出来上がったものをシロップに漬けて冷蔵庫で一週間寝かすと、ようやく完成するらしい。あの独特の柔らか食感は、一週間も経って出来上がるものだったのか、と軽い驚き。
そして、次にラドゥ。これはスリランカで食べて以来、作り方が気になっていたスイーツ。材料はチャパティの原料であるアタとセモリナ粉を混ぜたものを使い、これを一旦揚げる。で、揚げたものを再び粉状にして、再び固めるという結構手間暇かかった作り方に驚いた。
いやぁ、まぁ、これで、気になっていたスイーツの作り方が分かり、満足満足。インド料理修行も終盤に近付いてきたかな。あと気になっているのは、マハラジャスタイルのカレーと、東インドカレーの作り方くらいだな。
で、宿へ戻る途中、象の顔をした神様<ガネーシャ>の像を荷台に積んだトラックとその周りを赤い粉まみれの人たちの集団に遭遇。よくよく聞いてみると、本日、ガネーシャの誕生を祝う祭りの最終日だという。実はこの祭り、10日くらい続いていた祭りらしい。どうりで・・・アーメダバードにいた頃から、なんか騒がしくなってきたなぁ、とは感じていたんですよ。が、心が完全に内向きだったオイラは、気にはなっていたけど、積極的にそれに首を突っ込むことなく、やりすごしていたんです。
で、10日目の本日、祈りをささげられたガネーシャ像が、外に持ち出される日。各家庭、各コミュニティそれぞれに持っていたガネーシャ像が一斉に町に出てくるワケなので、今日の町は凄いことになっていた。警察も大勢出動していて、路地は交通規制されまくり。
とりあえず、本格的に盛り上がるのは夕刻前くらいからということなので、それまでの空いた時間に、気になっていたテーマパークに行っておくことに。週末に踊りや演奏のパフォーマンスが繰り広げられるというので、週末である本日、ぜひ行っておきたかったんですわ。ただ、ちょっと距離が遠い。歩いて行ける距離ではない。ということで、オートリキシャを拾っていくことに。最初片道250ルピーと言われたのだが、往復で300ルピーということで交渉成立。
で、到着したテーマパーク。客はそんなにおらず、閑散としていた。演奏もやってないじゃないか・・・と一瞬思ったのだが、演奏者の人たちは、各建物の前で待機しており、客が来たら演奏を始めるというスタイルだった。ということで、オイラ一人のために演奏してくれたりして。ある意味贅沢。チップとして10ルピーを置いてきたが・・・オイラだけのために演奏してくれたことを考えると10ルピーは安い。これでいいのだろうか?とちょっと心苦しい。
3つほど演奏を見れたのだが、最初の演奏がめっちゃよかった。女性二人が、全面に出て、マンジーラという小型シンバルを叩くのだが、この叩き方が<エンターテイメント>になっていて、めっちゃかっこよかったのだ。明日、ウダイプル市内のミュージアムでダンスを見て判明するのだが、どうやら、これラジャスタン流座りダンスらしい。ダンスなんだから、見ていて心躍るのは当たり前だったのだ。
そして、最後に見た演奏で、木片カスタネットのカルタールというのに興味を惹かれた。ただの木片2枚を上手く使って、打楽器にしている。トルコのスプーンダンスで使われているスプーン打楽器と原理は同じ。面白かったので、オイラもやってみたくなり、基本の叩き方を習ってみた。
と、こんな感じで、テーマパークは満足。オートリキシャで再びウダイプルの旧市街へ。で、戻ってきた町は、いたるところにガネーシャが登場して、大変なことになっていた。街はもう、狂乱状態。あちこちで、信じられないくらいの爆音の爆竹が鳴らされ、色の粉が舞い、人も町が色づいていく。
ホーリー以上のばか騒ぎ。まさかこれほどとは・・・心の準備が出来ていなかったオイラは、この騒ぎに入り込むことはできず、遠目に見て楽しむことに。ホーリーの時は、ガッツリ参戦するつもりだったから、入り込むことが出来たけど・・・こういうのは、突然目の前で繰り広げられても、なかなか入り込むのに勇気がいるものなのだ。
まぁ、見ているだけで十分面白かった。それにしても、めっちゃ楽しそうに踊っている皆さんを見ていたら、涙が出そうになった。なんだ、この突然涙が溢れる感情のゆさぶりはって思ったのだが・・・きっと、この楽しさの儚さを思って出てしまった涙だったんだと思う。祭りは儚い。明日になれば、また平凡な日常が待っている。祭りの後の虚しさ・・・が、だからこそ、祭りの最中は全力で楽しむんだ、というインド人の意気込みが、儚さを余計に強調しているように、感じてしまったのだ。
そんな祭りは夜まで続いた。23時になっても鳴りやまない太鼓と爆音音楽を子守唄にして、寝床に入るオイラであった。今日は盛りだくさん過ぎた。
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