Training Tabla
そろそろタブラ強化開始

2015.10.3 / India(Udaipur) 本日 自転車0km走行 : Total 57751km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→サンドイッチ 昼飯→料理教室飯 夕飯→ピザ / 宿→Rawla Palace Guest House(シングル300ルピー)

(English)
I stayed in Udaipur.



 グッディおばさんの料理教室、本日はパコラを応用したコフタカレーの作り方を教えてもらった。コフタとはコロッケみたいなもの。コフタがパコラの作り方が同じだったとは・・・まぁ、よくよく考えたら、同じ揚げ物だからな。

 それにしても、今日のカレーは味が薄い。昨日久々に旨みのあるカリパタカレーを食べたから、余計にそれを感じる。一方、こっちのチャパティは味が濃いし、ギーがかかっている。実は、この薄味カレー、濃い味のチャパティと組み合わせるとちょうどよくなるようになっているのかも。南インドは味の薄い米が主食だから、カレー自体が濃い味になっていたのかも。

 う~む、薄味のカレーってのは、ミルクや砂糖を入れないコーヒーを味わうのと似ているのかもしれないな。薄味の方が、香辛料をより強く感じることができるのだ。ミルクや砂糖をいれないと、コーヒーそのものの味を味わえる、あれと同じ感じ。

 と、こんな感じで日々発見があるのだが、料理教室的には、もう満足。昨日のカリパタを使ったカレーが習えたところでピークだったかも。もちろん、グッディおばさんのところに通えば通ったで、毎日新しいものが見れたり習えたりして勉強にはなるのだが・・・一番知りたかった本質みたいなものは、昨日のカリパタカレーで分かってしまったからな。

 ということで、そろそろ出発してもいいのだが・・・その前に居心地がいいウダイプルでやっておきたいことがありまして。それはもろもろの作業。

 アーメダバードでは、風邪をひいたってのがあって、長期滞在をしていた割には、毎日ダラダラして、作業的なものは全く前進できなかった。というか、せっかく習慣化した日記書きも滞ってしまい、前進どころか後退してしまった感すらある。前回のインド滞在時に、風邪をひいた時も、そこから習慣が崩れてしまい、立ち直るのにしばらく時間がかかった。こういう時は、同じ場所に居ては立ち直れなかったのだ。環境を変えてこそ、ようやく立ち直ることができる。

 ウダイプルに来て、やる気は向上した。暑すぎない気候というのも、やる気を助けてくれたかも。ということで、日記書きはそれなりに進み、実は今日、なんと、絶対追いつくことはないだろうと思っていた過去日記が、ようやく追いつくことができたのだ。2015年1月1日から心を入れ替え、基本的にはリアルタイムで書く日記が復活していたのだが、それ以前、ハンガリーからの日記が見事に途絶えていたのだ。ハンガリーからの日記も、ネパールで日記書きを再開した時から、並行して書き進めていたのだが、なんてったって、8カ月近く差がある。まったく追いつく感がなかったのに・・・今日、ようやく2014年12月31日の日記を書き終え、追いつくことができたのだ。いやぁ、やればできるもんだ。

 しかし、とりあえず走り書きをした感じなので、公開するには文章が拙すぎる。公開はもう一回推敲してからでないと難しいので、すぐには公開できないけど・・・

 それと、タブラ。そもそもカレー修行は最初の2か月のつもりだったので、10月からバラナシインして、タブラ修行を再開させるつもりだったのに、なんだかゆっくりペースになってしまい、まだウダイプルに居る。

 旅自体は楽しんでいるのだが、早くタブラ修行を再開させたい思いが常に心に引っかかるようになってきた。北インド周遊旅に時間をかければかけるほど、タブラ修行の時間が削られてしまう。なので、少々焦りの気持ちが芽生えてきている。

 一方で、今の状態でバラナシに戻ってもという気持ちもあるのだ。それなりに自主練習はしているものの、前回習ったことを完全に復習しきれているのか、と言われると、そんなに自信がないオイラ。このままバラナシに戻っても、しばらくは前回の復習に時間を取られることになるに違いない。

 だったら、北インドを周遊している間に、ガッツリ復習すればいいんじゃん。そうすれば、バラナシに入った瞬間から次のステップに進める。時間の有効利用だ。

 ということで、タブラの総復習を今日から開始することに。実際やってみると、叩けると思っていたフレーズが実は叩けないということが判明。思っているだけではやっぱりダメなのだ。実際にやってみないと、できるようにはならない。ここでようやく、前回バラナシを去る時にケシャヴ師匠が言った「これからも一日5時間は毎日練習しろ」という意味が分かった。やっぱりそれくらいやらないと、体が動くようにならないのだ。理解するとか分かることと、実際に体が動くこととは別。基礎練習をちゃんとやることの重要性を今更ながら痛感したのでした。

 こういうことを思い知るっていうことが大事。ブランクをあけてしまったからこそ、今必死になれるわけだし。それにしても、ホント、人間ってのは、追い詰められないとやれないもんだな。これまですっごく時間があったのに、バラナシが近くならないと、練習に対して必死になれないとは。

 まぁ、今回の総復習は、これまでよりかは、かなりマシな状態になっていた。伊達にいろんなところで、打楽器を習い続けていたわけではない。そろそろ身につく復習方法がわかってきたよ。今までは修行が終わったら、ほぼ、復習などせずほったらかし状態になってしまっていたのだが、今回は、叩き練習こそ十分には行わなかったが、手首の柔軟やフレーズの研究など、実際に叩くこととは別に、<叩けるようになるための本当の基礎編>に力を入れて、これはずっと続けてきたのだ。その成果があって、これまで感じれなかったくらいに、太鼓が叩けるようになっているのは実感できる。これまで基礎と思っていたことは基礎ではなかった。というか、何が基礎か分かっていなかったのが問題だった。

 そういうことをちゃんと教えてもらえる人に出会うことが、人生にとって一番大事なことのような気がする。ケシャヴ師匠はまさに、オイラにとってそういう人だった。

 そう、そういうことをちゃんと教えてくれる人って、なかなかいないんですよね。というか、そういうことがちゃんと分かっている人が少ないのかな?いや、その道を究めた人は多かれ少なかれ、そういうことを分かっているはずだと思うのだが・・・やはり、そういうことを教えるということに重きを置いていないんだろうな。
























最新日記に戻る