(English)
I arrived at Jaipur.
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朝、ジャイプルに到着。事前にジャイプルにはセントラルバスターミナルがあることを聞いていて、バスはてっきりそこに到着するのかと思っていたのだが、全然違うところで降ろされた。現在位置が分からない。まぁ、こういう時には、人に聞きながら行くしかない。オートリキシャに乗って行くという手もあるのだが、きっと町中はすぐ近くだろうという推測のもと、歩いていくことにしたのだが・・・結果的に言うと、結構遠かった。
さて、まずは宿探し。ウダイプルで宿が同じだった十勝ちゃんが、ジャイプルでは、セントラルバスターミナル近くにあるトニーゲストハウスがおススメですよ、と言っていたので、そこに泊まろうと思っていたのだが・・・適当なことしか言わないインド人のおじちゃんたちに道を聞きながら進んでいたら、全然違う方向へ行ってしまっていた。
ようやくランドマーク的なラウンドアバウトで出てきたので、手持ちの地図で確認してみたら、すでにセントラルバスターミナルはとっくに通り越しているじゃないですか。ここからセントラルバスターミナルへ戻るのは面倒くさい。しょうがないので、もう一つの候補の宿に行ってみることに。実は、グアテマラで知り合ったマサミちゃんから、「ジャイプルに知り合いがいて、ゲストハウスをやっているからもしよかった泊まってみて」、というお知らせをもらっており、そこへ行くのもいいかな、とは思っていたんですよ。
道を迷わせこっちの方向に足を向けさせられたのは、きっと何かのお導き。これは戻るよりも、そのまま進んで、マサミちゃんおススメの宿に行くことにしようと、予定を変更。
で、到着したKhanda Guest House。マサミちゃんから聞いていた、オーナーのビシュヌさんが迎え入れてくれた。「朝食食べたか?」と聞いてくれ「まだです」と答えると、サモサとカチョーリとチャイを出してくれた。ありがたい。
それにしても、ウダイプルからジャイプルまでのバスの道中、道がめっちゃ悪くて。ずっとバスがジャンプしっぱなしだったので、全然寝れず、超寝不足。なので、しばしビシュヌさんとお話した後、部屋に戻って一休み。
そして、一眠りした後に街観光を開始。一応観光地であるジャイプルには、それなりに見所がたくさんあるらしい。が、オイラ的には、もうそんなに観光したい気分ではないんですよねぇ。暑いし。そう、ジャイプルに来たら、まためっちゃ暑くなった。ウダイプルはちょうどいいくらいの気候で過ごしやすかったのに、ジャイプルは灼熱なのだ。
ピンクシティと異名を持つジャイプル。ジャイプルは、ラジャスタンの州都なだけあって、人で溢れていた。とにかく道は人と車とバイクと自転車でいっぱい。ある意味、一番インドっぽい町かも。さて、ピンクシティのシンボルともいえるピンク色の<風の宮殿>を見に行ったのだが・・・風の宮殿を見たところでバテたため、観光は終了。ちなみに、風の宮殿に向かうまでに歩いた道の周辺も建物はピンクで統一されていて、面白かった。
さてさて、風の宮殿を見た後は、食べモノモードに。そうそう、やっぱりオイラは食べ歩きが一番テンション上がるんですわ。ガイドブックに載っていたニコという有名レストランに行ってみることに。
と、その前に、ニコの斜め前に、ジャイプルで一番おいしいというラッシー屋があるというので、まずそこでラッシーを飲んでみた。う~ん、美味い。冷えたラッシーに牛乳を固めたやつがのっているオーソドックスなラッシーなのだが、サラサラしているのに、味が濃い。
食前ラッシーを堪能した後、レストラン<ニコ>へ。店内に入ってメニューを見せてもらうといろんなカレーが載っていた。どれにしようか悩んだのだが、ガッタカレーというものにしてみた。ダンプリングが入っているカレーと書かれていたのだ。む、ひょっとしてこれは餃子カレーなのか?と期待したのだが・・・入っていたのは、オイラの想像していた餃子とは違った。チャナ豆パウダーをソーセージのように細長くまとめ、揚げたものを具としているカレーだった。しかも、この揚げた具であるガッターがそんなに美味しくはない。このカレーを頼んだのは失敗しだったかと思ったのだが・・・いやはや、その周囲をおおうカレーグレイビーがめっちゃ美味しいじゃないですか。コッテリしていて、ちゃんと甘みのコクがある。この甘みは、玉ねぎをちゃんと焙煎して作ったコクだよなぁ・・・と思っていたのですが、後でいろいろ調べてみると、この辺では、甘みを出すのにカシューナッツをペーストにして加えるらしい。なるほど。南インドではこの甘味の正体がココナッツだったり、インドカレーは地方によって、甘みコクのつけ方が、異なる。しかも、最初は玉ねぎ焙煎だと思っていたのだが、実はインドではそんなに玉ねぎは焙煎されないし・・・まぁ、こういうレストランではちゃんと玉ねぎ焙煎もしていて、この甘みコクを出しているのかもしれないけどね。
とにかくカレーのルー自体は美味かった。美味かったのだが・・・味がめっちゃ濃かった。なので、このカレーを食べた後、しばらくカレーは食べなくてもいいかも、っていう思いが頭をかすめてしまった。今までどんなにカレーを食べ続けても、カレーを食べたくなくなるなんて思いに駆られたことがなかったのに・・・
いや、それは、スリランカや南インドのカレーが、薄味の家庭料理の味だったからなんだと思う。こういう宮中料理風のコッテリカレーは、毎日食べるもんじゃない。たまに食べに行った時、「食べたぜ」という満足感を与えてくれるように作られているのだから、相当味が濃いのだ。
こってりラーメンを食べた後、しばらくラーメンを食べたくなくなるのと同じ心境です、ハイ。
ということで、一旦宿に戻ってまた休んだ後、夕刻、夕飯を食べに町へ繰り出したのだが、カレーという気分じゃない。ブラブラしていたら、餃子っぽいものを食べている子供に遭遇。その子が買った店に行ってみると、モモの店だった。お~、久々のモモだ。チベット文化圏の食べ物であるモモ、南に居る時にはほとんど見なかったけど、北に来たらやっぱり出現してきたな。それにしても、菜食主義のインドでは、具に肉・魚はまったく使われていない。この店のモモの具は、キャベツ&ニンジン&ピーマンオンリーの完全ベジだった。が、このモモがなかなか美味しくて。キャベツの甘みが結構効いているし。
いやぁ、カレー気分じゃない時には、餃子であるモモが食べれるとは。カレーと餃子を堪能。う~ん、なんて素晴らしい国なんだ、インド。
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