(English)
I arrived at New Delhi.
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ビシュヌさんの宿の居心地はよかったのだが、ジャイプルが暑いのと、そろそろ先を急がないとタブラ修行期間がどんどん削られてしまうという焦りから、ジャイプル滞在は一日だけとし、今日はもう、次の目的地デリーへ向かうことに。
出発準備をしていたら、ビシュヌさんが、チャイを入れて持って来てくれた。いやぁ、こういうインド人のさりげない優しさがホント嬉しい。
さて、バスターミナルへ着くと、バスがもう来ていた。チケットを見せて「あのバスだよ」と教えられて乗り込んだところ・・・「このバスはニューデリーには行かないよ」と運転手のおじさんが言うではないですか。なんてこった。昨日ニューデリーに行きたいと言って、バスチケットを買ったのに。ニューデリーに行かないとはどういうこと?まぁ、これがインド。チケット売りのおじちゃんがいい加減っぽかったからなぁ。怪しいとは思っていたんすよねぇ。一応、ニューデリー方面には行くのだが、ニューデリーではなく、デリーの南にあるドラクワというところで、降ろされてしまうらしい。
まぁ、いいか。とりあえず、デリー方面には行くのだから。なんとかなるさ、とそのまま乗り込む。
バス自体は普通で、夕刻、予定通りドラクワに到着し、降ろされた。デリーの中心部にはまだまだ遠い。歩いて行くにはしんどい距離があるっぽい。さて、ここからどうしよう。ニューデリー行きの乗り継ぎバスでもないか、と探し始めたところ・・・オートリキシャのおじさんたちに捕まってしまった。「ニューデリーに行きたいのか、600ルピーで乗せていくぞ」とのこと。600ルピー?ジャイプルからココまでくるのに乗ったバスの倍額じゃないか。ありえない額だ。「結構です、バスで行きますから」と言っていると値段は400ルピーまで下がった。宿の前まで乗せて行ってくれるという。400ルピーならまぁ、いいか、と、おじさんたちの攻めに負けて、オートリキシャに乗って行くことに。
さて、オートリキシャに乗っていると、次第に風景が都会な町並みになってきた。デリーの街は、さすが、インドの主都だけあって、立派。ただ、普通の都会(といっても、インドレベルでだが)な感じだったので、まぁ、ここもボンベイ同様、1日居たらやることなくなって終わりだだろうな、と思っていたのに・・・まさか、デリーにあと3日も滞在することになるとは、この時はまだ思ってもいないオイラであった。
順調にニューデリーの市内に入り、お目当ての宿に到着。日本人宿のサンタナゲストハウスだ。到着早々、情報ノートやカベに貼ってある情報を見ていたら、周辺の美味しいカレー店の情報が書いてあるじゃないですか。まずは晩飯に、おススメに載っていた、宿近くのサドグルという安食堂に行ってタリーを食べてみたところ・・・おススメどおり、バカウマで。
なんてこったい、デリーのカレーはこんなに美味いのかい?北インドカレーはそんなに美味しくないなんて話を聞いていたから、まったく期待していなかったのだが、期待していなかったぶん、衝撃がデカかった。
安食堂なのだが、味は濃いめ。毎日食べるにはなかなかハードな味付けだが、とにかく、美味い。
これは、サンタナゲストハウスおすすめの、他のカレー店にもいきまくらねばと思っていたら・・・宿の本棚に「インドでレシピを教わってきました」なる料理本を発見。これ、なんと、デリーに来てカレーを食べまくって、美味しかったカレーのレシピを聞いてきた著者が、そのレシピを公開している本だったのだ。
これに載っているレストランでカレーを食べれば、そのカレーのレシピが、お店の人に聞かなくても分かるなんて・・・なんてありがたい本なんでしょ。
こういうのは、レシピだけでは十分ではない。実際に食べて味を覚えることが重要なのだ。ということで、この本に載っているレストランにも行って食べまくらねば。
デリーは1日あればいいと思っていたのに・・・宿のおススメカレー店とこの本に載っているカレー店を巡っていてたらとてもじゃないが1日では終われない。というか、何日かかることになるのやら・・・
まぁ、望んでいたカレー修行。これはガッツリ、デリーに滞在して、食べまくることにするか。
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