(English)
I stayed in Delhi.
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朝、起きて屋上でちょっとヨガ。ドミだと自分勝手に振る舞えないから、習慣をやり続けるのが、なかなか難しい。さて、サンタナでは朝食がつく。パンとスープとチャイなのだが・・・これが結構ありがたい。スープは和風だしが加えられてて、久々の日本を感じる味に、ホッとする。
午前中は、宿のメンバーと話をしていたらあっという間に時間が過ぎてしまった。アフリカとか南米の治安情報に、皆さん興味しんしん。アフリカとか南米とか、まだ行っていない人は危ないんじゃないかと不安がるんですよねぇ。行ってみればそんなことないのに。そう、インドだって日本では危険だとか言う噂じゃないですか。それでも実際のインドはピースフルで・・・それと同じなんですよ、なんて話をする。
さて、お昼になったので、活動開始。といっても、飯目当て。インドではホント飯でしか動けなくなった。デリーにも一応いろいろ見るところはあるようなのだが、それらのために動く気力が沸かない。日中は暑すぎるってのがあるのだが・・・
とにかく、飯。それだけには活力が出る。さて、本日向かったのは、これまた宿でおススメされていた、カリーム・ホテルというレストラン。いろいろ調べてみると、デリーで超人気のお店らしい。値段はそこそこなのに、美味しいカレーが食べられるということなのだ。
地図で見ると、ちょっと離れているので、オートリキシャで行こうかとも思ったのだが・・・せっかくだから少しでも腹を減らして、美味しくいただきたい。ということで、歩いていくことに。ジャーミー近くにあるこの店、ジャーミー目指して歩き始めたのだが・・・ジャーミーまでの道がとても歩ける状態じゃなかった。道路が人とバイクと自転車で埋まっているのだ。歩道は、人が座ってたり、店の品物が並べられていたりする。なんだこりゃ、ジャイプル以上に騒然としているところじゃないですか。
おそらく普通ならば1時間もあれば到着できるところを1時間半かかって、ようやくお目当ての店、カリーム・ホテルに到着。入り口が分からず、迷ったのだが、その辺に居る人に聞き、やっと辿り着いた。
さて、入って頼んだのは、シャヒパニールという食べ物。地球の歩き方的には、肉料理をおススメしていたのだが、宿でおススメされたのが、このベジ料理だったので、たのんでみた。ただ、肉料理も魅力的だったので、ケバブも頼んでみることに。
で、このシャヒパニールが絶品だった。さすが勧められるだけはある。こういう情報には従ったほうがいい。シャヒとは「濃厚な」とか「リッチな」という意味があるらしい。つまりこれは濃厚なパニールカレー。いや、カレーというよりは、コッテリクリームスープって感じか。この味の濃さが、北インドの特色。この濃さが、パンジャブ料理であり、ムガール料理なのだ。
実は、ラジャスタンで、パンジャブ料理を食べてみたんですが、その時頼んだタリーについていたパニール料理が、パニールコルマといって、割とリッチな味のものだったんですよ。それが美味しいなと思っていて。パンジャブに行ったらぜひもう一度食べようと思っていたのですが・・・デリーでさらに美味しいものに出会えるとは!
こ、これは、これまで作り方を教わってきたカレーとは全然違う。というか、チェンナイのサザンスパイスで感動したフィッシュカレーに似ているじゃないですか。あの時の答えにようやくここで出会えるとは・・・
これはぜひとも作り方を教えて欲しい、と思ったのだが、やはりこういう高級レストランはガードが固くて、教えてもらえない。残念だ。
さて、お腹は5分目くらい。まだ一品くらいは入りそう。ということで、もう一軒はしごして絶品料理を引き続き堪能することに。
向かったもう一軒の店は、デリーでタンドリーチキンを初めて出したというタンドリーチキン発祥の店と言われているモティ・マハルというレストラン。ここが、見るからに高そうだったのだが・・・やっぱりめっちゃ高かった。
ただ、ここのタンドリーチキンは猛烈に美味しかった。土釜であるタンドリー、そこで炭火で焼くのが本格的なタンドリーチキンなのだ。よくレストランで、タンドリー風チキンなんてのがあったりするのだが、大抵、土釜でなく炭火も使っていない。なので、炭の独特な香りがついておらず、このなんとも言えない味はでていないものだったりするのだ。本物のタンドリーはやっぱり味が違う。
いやぁ、大満足。バラナシで美味しいカレーになかなか巡り合えなかったから、都市では美味しいものにはありつけず、やっぱり美味しいものは地方地方にいかないといけないと思っていたのに、デリーはどうやら、違うようだ。ここにいれば、美味しい地方料理が食べられるっぽい。ただ、それはデリーに近いパンジャブの料理だからかもしれないが。ここで、南インドの料理を食べて果たして美味しいのかどうか・・・はワカラナイ。
一旦宿に戻って食後休憩した後、夕食を食べるべく再びジャーミーへ。もう一度カリーム・ホテルで食べたいってのがあったのだが、実はそうではなく、カリーム・ホテルを探している時、偶然カシミール地方のレストランを発見してしまったのだ。カシミール地方に骨付きマトンを煮込んで作ったローガンジョシュというカレー料理があるのを聞いてまして。それをぜひ食べたいなぁと思っていたのだが、今回、レー・ラダックに行くのを断念したので、カシミールには行かない。なので、食べられないかもと思っていたところ、発見したので、これはぜひと思ってやってきたのですよ。
特に評判になっていたわけでもなく、ただ偶然見つけた店だったので、まぁ、味は普通。たぶん、カシミールに行って、その辺の安食堂で食べたら、こういう味のものが出てくるんだろうなぁ、っていう味だった。
いや、本場に行ったらひょっとしたらもっと美味しいものが食べられるのかも・・・とは思ったりもしたのだが、まぁ、食べられただけでも満足。カリーム・ホテルでマトン・カレーが評判だから、カリーム・ホテルできっとおいしいであろうマトン・カレーを食べればいいか、と。
とりあえず、今日のところはこれで終了。味が濃いムガール料理だから、もっとたくさん食べたいのだが、お腹いっぱいで、もう入らない。
明日、引き続き食べ歩きだな。まだまだ食べたい料理がたくさんあるのだ。う~ん、デリー、思ったより長い滞在になりそうだ。
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