3 level Up?
レベルが一気に3つくらい上がった?/タブラ修行100日目

2015.11.25 / India(Varanasi) 本日 自転車0km走行 : Total 57751km走行
天気:晴 ネット:1
朝飯→サンドイッチ 昼飯→師匠宅でランチカレー 夕飯→フライドライス / 宿→Joti Cafe(ダブル300ルピー)

(English)
I stayed in Varanasi.



 昨日、練習後に師匠に修正された叩き方、あの時に指摘されたのが、いいタイミングだったんだろう。何度も言われていて、毎回、オイラの中を素通りしていってたんだけど、今回は、オイラの中に染み込んでいった。手の角度、ナの叩き方、これが、今度こそやっと正しい形に持っていけるようになったと思う。一気に叩くのが楽になった。そう、正しい型で叩くと、叩くのが楽になる。逆に言うと、正しい型を身につけていなくて叩いていると、妙に疲れるのだ。すぐ疲れるから、面白くなくなる。その点、正しい型で叩くと、ずっと叩ける。そして、気持ちが乗ってきて、どんどん面白くなる。

 いい相乗効果が生まれている。一気にレベルが3つくらい上がっていく感じだ。

 さて、今日のレッスンは、ジャプタールのフレーズを1つ教えてもらった後、やっと3連フレーズの続きに戻った。今日はティハーイまで教えてもらえたので、3連フレーズ終了。休符を入れるパターンの叩き方に少々てこずったが、まぁ、問題なし。

 教えてもらうのも、相当スムーズになってきた。以前は、まず、フレーズが分からないから始まり、叩き方が分からない、叩けない、ということで、とても1レッスン中に教えてもらったフレーズが身につくまではいかなかったのだが、最近は、師匠が言うフレーズが分かる、叩き方も大体わかる、慣れない組み合わせに手間取ったりするが、ちょっと練習すれば、叩けるようになる、ということで、1レッスン中に、身につくまで持っていけるようになってきたのだ。師匠も、だいぶ教えやすくなってきたみたい。というか、教えるフレーズを次々出すのが大変になってきたようで、常に次のフレーズを考えているようだ。「次に教えてくれるフレーズを考えているんですか?」と聞いたら、「いや、思い出しているだけだ」とのこと。膨大なフレーズが頭の中に記憶されており、それを引っ張り出してきているとのことなのだ。新しく聞こえるフレーズも、それらの組み合わせにすぎない。優れたミュージシャンってのは、このフレーズの蓄積をどれだけしたか、ってことにも比例しているような気がする。

 さて、練習が楽しくなってきたので、昼食後もひたすら練習。以前はまぁ、ある程度の時間やったら、疲れるか、飽きてきて、やめたのだが、今は、疲れないし、飽きない。いつまででも練習が続けられる状態になってきた。以前は、叩き方に時間を費やすべく膨大に練習していて、それが落ち着いてきて、一旦練習量が減ってきたところだったのだが・・・再び、練習時間が増えつつある。

 で、レッスン部屋に居残って練習を続けていたら、近所のこどもたちが入ってきた。前回の時、みかけたタブラが超絶に上手いクリシュナくんだ。今回も、華麗な手さばきを見せてくれた。う~ん、手首が柔らかい。この柔らかさがオイラにはないんすよねぇ。やはり、フレーズより先に、この柔らかさを身につけないと、上手くはならないんだろうな、ということで、今日は手首回転の柔軟強化。

 さてさて、16時になったところで、ヤスさんがやってきて、二人でタブラファクトリーへ。実は、一昨日頼んでおいた軽量タブラが本日出来上がっている予定日なのだ。が、やっぱりというか、出来上がってはいなかった。一応削ってはくれていたのだが、組み立ててはなかったのだ。「とりあえずチェックを」ということで持ってみたのだが、やはり、重い。計ってみたら2kgあった。まぁ、2kgが限界だと言っていたからこれかぁ、しかし、これだと前のとあまり変わらない気がする、と思って、前のをはかってみたら、3kgだった。1kgしか減ってないんじゃんか。なんとかなりませんか、と言ったら、1.3kgまでがんばってみよう、ということになりまして。うむ、1.3kgだったらなんとか運べるかも。2kgタブラは、やっぱり運ぶには重すぎる。

 その後、バヤンを修理する様子を見ていたのだが・・・その際、皮に水で濡らしたり、スヤヒの表面の部分を水で洗ったりしていた。師匠からは、「表面に水はつけるな。タブラの音が死ぬから」と言われていたので、水は厳禁だと思っていたのに。そうか、水で濡らしても、ちゃんと乾かせばいいのかも。だったら、手の脂でギトギトになってしまっているタブラの表面も、石鹸水を使って綺麗にしちゃいえばいいんじゃないか、と思い、宿に戻って早速、タブラをクリーニング。やっぱり、オイラのタブラの音が死ぬ原因は、表面が手の脂だらけになっていたことのようで、綺麗にしたら、ちゃんと音が鳴るようになった。ふ~、よかったよかった。それにしても、タブラは、ホントデリケートな楽器だ。これ、持ち運ぶの大変じゃない?まぁ、対処法とか少しづつ身につけてきているから、大丈夫でしょ。

 さてさて、ファクトリーから宿へ戻るのが、暗くなってからになっちゃったんですが・・・実は今日は、デュワリ後初の新月日。その日は、多くの人がガンガーでお祈りをする日らしくて、ガンガーへ向かう道が超混み。道路規制もされていて、いつもの道が通れなかったりして、大変だった。いつもなら、こういう普段じゃない感じは、テンションがあがるもんなんですけどねぇ・・・今は、タブラ以外のことは平穏でありたい。






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