(English)
I stayed in Varanasi.
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11時からレッスン。また、<ナ>の音の叩き方を直された。「・・・」。もう何度目だろう、これを直されるのは。そして、今度こそ出来たと思っても、やっぱり出来ていなかったってのは。毎回、出来てもいないのに、出来たって思える自分も、恐ろしいのだが、何度直されても出来るようにならない自分がもっと恐ろしい。なんなの自分。
師匠は最初から同じことを言っているんですよ。同じことを教えてくれているんですよ。でも、オイラがそれを聞き入れられないだけ。最初に分からなかったってのは、まぁ、タブラってものが分かっていなかったからしょうがない。でも、二回目の修行に入って、そろそろ、1カ月経つというのに、まだ分かっていないってのは、どうかしている。
結構自己嫌悪に陥りまして。これまで日々成長していくのが楽しくて、テンションはどんどん上がる一方だったんですが、ここへきて、テンションが落ちた。まぁ、今朝からお腹の調子がおかしく、下痢気味だっていうのもあったのだろうが。
とりあえず、師匠の言うとおりに直してみた。今度こそちゃんと叩けるようになった・・・とは、もう言えませぬ。オオカミ少年もいいところだからな。きっとしばらくしたら、「また師匠に<ナ>の音の叩き方を直された」ってなことになるだろうから(涙)。
さて、そんな気落ちしたオイラが教えてもらった今日の新技は、高速フレーズの叩き方。「あとは速く叩けるようになることが必要だ」と最近ずっと言われてまして。自分でも、高速フレーズが叩けるように、強化しはじめたところだったんですよ。
が、オイラの勝手にやりはじめていた叩き方は、間違っていた。テテテテの叩き方、オイラはちょっと跳ねた感じで叩いていたのだが、それではダメとのこと。手首の回転を使って、指を皮の表面からあまり離さないようにして叩かなきゃいけないとのことなのだ。
自分の勝手な思い込みで始めると、大抵間違っている。そして、オイラの場合、その間違ったまま、頑張っちゃって、強引に出来るように持って行ってた・・・ってのが、これまでの間違いだったんですよ。人間大抵、頑張ったらどうにか出来るようにはなるんですわ。でも、根本が間違っていた場合、いつまでたっても、気持ち悪さが付きまとう。とりあえず、は出来るようになるが、ちゃんと出来るようにはならない。この症状にずっと陥って悶々としていたんですよ、オイラ。
今回、師匠の言うとおりにやったら、音が変わった。ちゃんとタブラのRelaのフレーズの音になった。これまで、それっぽく叩いてた時、どうも違う感じだったのに。やはり、根本が間違っていたのだ。あのままやっていても、いつまでたっても、なんか違う感を抱くことになってしまっていただろう。
と、まぁ、理屈は分かったのだが、手が動かない。これはひたすら手を動かして、手が速く動くようにトレーニングしないと、フレーズなんて叩けない。昨日のタブラ達人のクリシュナくんは、これが出来ていた。高速で手首を動かすことが出来ていた。それに比べてオイラは・・・全く動かない。今までどんだけ手首を動かさないで生きてきたのかってことですよ。
人間の体は使わないと、どんどん固まっていく。オイラ自身、自分の体が固いのは自覚していたのだが、これは、体を動かさなかったから。いや、必要最低限は動かしていたのだが、特に動かさなくてもなんとかなる肩とか、もう、ガチガチだった。
そう、特に動かさなくても、なんとかなっちゃうのだ。文明社会で日常生活を送るのであれば特に。体が固くなるのを意識しなくなる。チャリ旅していても、実はそうだった。自転車をこぐこと以外、体を動かさなくてもなんとかなるので、体を意識しないままでもやってこれた。
それが一変したのが、タブラ修行。師匠から言われまくって、体を猛烈に意識するようになった。だが、これまで意識してこなかったツケがたまっているので、なかなかピンとこないし、体質改善も進まない。それが、<ナ>の音がいつまでたっても叩けるようにならないってことにつながっているし、高速時のテテテテの叩き方が間違っていたってことにもつながる。要は、<カラダのセンス>が皆無状態なのだ。
普段、鍛えている人なら、タブラ修行、こんなに苦労しないと思う。師匠の言うことをもっと早くに飲み込んで、ちゃんと叩けるようになると思う。カラダのセンスが壊滅的になっているオイラだからこそ、それを一から叩き直さなきゃいけないから、時間がかかっちゃっているのだ。
夜、懐かしのレベッカのライブをYouTubeで見る。Nokkoさんのダンスは今見ても魅力的。こういう人が、カラダのセンスがある人なんだろう。
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