Vipassana Meditation 6th Days
ヴィパサナ瞑想6日目/やっと半分が終わった。ただ思考だけが巡る。それでも一応次第に汚れたメガネが拭われていくような感じ

2015.12.09 / India(Sarnath) 本日 自転車0km走行 : Total 57751km走行
天気:曇
朝飯→ポリッジ 昼飯→カレー的なもの 夕飯→チウラ / 宿→ヴィパサナセンター(個室)

(English)
I did Vipassana Meditation all day long.



 ヴィパサナ6日目。やっと半分が終わった。っていうか、まだ半分残っているのか。長い、長すぎる。

 今日も昨日の続き。一日中集中力を体に巡らせ、体内のセンセーションを観察するだけ。集中力が弱いからか、集中力を巡らせていても、何も感じない。いや、肩の痛みとか足のしびれとかは感じるけど。まぁ、これも重要なセンセーションの一つではあるのだが、突然出てくるものでもないし、消えるものでもない。ただ、ずっとそこにあるので、発見の面白さはない。

 一方、妄想思考は相変わらず発生しまくる。が、発生したと気づいた時点で、すかさずラベリングすることで、妄想がそれ以上大きくはならない。これを繰り返していたら、次第に心が綺麗になっていくのを感じる。

 それにしても、妄想ってやつは、未来や過去のことばかり。なるほど、妄想に浸ってばかりいたら、今を楽しめないってことなのだ。

 そういうことが分かってきて、妄想に逃げる時間が減るにつれ、、少しづつとはいえ、体のセンサーが敏感になっていくのを感じる。思考も、研ぎ澄まされていく。いらない思考は全部カットしているから。と、こうなると、いろんなものがクリアに見えてくるようになった。今まで曇りまくっていたメガネを拭いてみたら、めっちゃクリアに世界が見えるようになった感じ?心を綺麗にするというのは、こういう効果を生むのか。というか、心を綺麗にしないと、心のメガネはどんどん汚れて言ってしまうというのは、こういうことだったのか。

 ニュートンの力学が自然現象を読み解く法則だとしたら、ヴィパサナは人間を読み解くための技術だと思う。これを使うと、人間について抱いていた疑問がいろいろ解けてくる。なるほど、ブッダが悟りを開いた法則というのも、わかってきた。




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